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快眠&リラックスを追求! ウィラーのシェル型シート「リボーン」の眠り心地を大阪→東京で体感



ざっくり、こんな乗車記

  • 話題のシェル型シート「ReBorn(リボーン)」の運行初日に乗車
  • 広々プライベート空間で、寝ても起きてもくつろげる♪
  • 快適な車内空間を支える3つの工夫「静かさ」「調光」「トイレなし」

ウィラーのシェル型シート「ReBorn(リボーン)」の高速バスが、2月17日から運行を開始しました。
移動中も快眠できると話題のシートの乗り心地を体感すべく、運行初日に大阪梅田から東京まで乗車してきました!


「リボーン」って、どんなシート?

「リボーン」は、眠りのための最適な環境が備わったシェル型シート。バス車内でも快適に眠れるように、シートの設計やサービスの開発をしてできたものです。

座席は3列シートで全18席で、最大156度倒せる電動ゆりかごリクライニングを搭載。レッグレストとフットレストも付いているので、フラットに近い形で眠りにつくことができます。
シート幅は59cmと、一般的な高速バスに比べて広々としているので、無理なく体を横に傾けられます。

シェル型パーテーションでプライベート空間を確保.jpg
シェル型パーテーションでプライベート空間を確保
3列シートで全18席.jpg
3列シートで全18席


出発はウィラーバスターミナル大阪梅田から!

リボーンの運行初日、ウィラーバスターミナル大阪梅田から乗車しました。21時頃には、待合室のイスがほぼ全て埋まるほど混んでいました。

ウィラーバスターミナル大阪梅田
ウィラーバスターミナル大阪梅田

さっそく待合室の案内板で、出発時間と乗り場の場所を確認します!

乗車日のリボーンの乗り場はA(ターミナル出て一番奥)
乗車日のリボーンの乗り場はA(ターミナル出て一番奥)

乗り場に移動すると、始発のなんばOCATから出発したリボーンが既に停まっていました。

バス正面
バス正面

いざ、リボーンの初運行便に乗車!

いよいよ乗車!
乗降口のすぐそばにマスクが置いてありました。車内の乾燥が気になるときに嬉しい心配りですね。
(あとで確認すると、季節によっては置いていない場合もあるようです。)

乗降口にも「WILLER EXPRESS ReBorn」の文字
乗降口にも「WILLER EXPRESS ReBorn」の文字

マスクは1人1枚まで
マスクは1人1枚まで

車内に入って初めに感じたのは「あれ、バスらしからぬ心地よさ」。
アイボリーと木目調をベースにした内装に、あたたかみのある色味の照明。まるでリビングにいるかのようです!

この日の座席は、前から5列目の独立席。座席にゆとりがある分、通路の幅は通常のバスより狭めです。荷物の角度に注意しながら、体を少し斜めにさせて座席まで進みました。

バス後方からみた車内の全体
バス後方からみた車内の全体

上着やストールは座席上の荷物棚へ。荷物棚が各座席にあるんですね。

各座席ごとに荷物棚がある
各座席ごとに荷物棚がある

ブランケットは座席の上、アイマスクは袋に入った状態で座席横の網ポケットにそれぞれ1つずつ置いてありました。

ブランケットとアイマスク。アイマスクは袋から取り出して撮影
ブランケットとアイマスク。アイマスクは袋から取り出して撮影

バスは定刻通り、21:50にウィラーバスターミナル梅田を出発。
早速靴を脱いでリラックス。脱いだ靴はフットレスト下のスペースに収納できます。

24cmのスニーカーを収納した状態
24cmのスニーカーを収納した状態

リクライニングとレッグレストの高さは、座席右側にあるリモコンで調整できます。ボタンを押せばシートが勝手に倒れてくれるなんて、何とラクなことでしょう!
いつもは背中に力を入れて座席を倒していたので、電動で調整できる快適さは嬉しい!

ボタンを説明する絵が分かりやすい
ボタンを説明する絵が分かりやすい

リクライニングとレッグレストは最大限に倒しました。フットレストに足を入れれば、全身すっぽりシートに包まれているかのように体を伸ばすことができます。
レッグレスト下にスペースができるので、ショルダーバッグも収納できました。

身長164cmの私は、無理なくまっすぐ身体を伸ばすことができた
身長164cmの私は、無理なくまっすぐ身体を伸ばすことができた
フルで倒した状態を横から見ると、足を乗せる箇所が一直線になっていることが分かる
フルで倒した状態を横から見ると、足を乗せる箇所が一直線になっていることが分かる

首あては可動式です。リクライニングの位置にあわせて、好みの高さに調節できます。私は睡眠するときだけ高さがあわなかったので、首あてを上げきって、使わずに眠りました。
起きているときと眠るときで、最適な位置に調整できるのはありがたい!

最初の首あての位置
最初の首あての位置
首あてを最大限に上げた状態
首あてを最大限に上げた状態

シェル型シートのおかげで、リクライニングの高さに関わらず、隣の人の顔が見えません。周囲の人からの視線を感じることもなくリラックスできます。
休憩で乗客が移動するとき、顔が見えるのはやむを得ないですが、そのほかの時間は完全にプライベート空間を確保できていると感じました。

座った状態で横を向いても、他の乗客の様子は全く見えない
座った状態で横を向いても、他の乗客の様子は全く見えない

コンセントは右側のアームレストについています。スマホの充電をするときは、同じく右側にある網ポケットの中にスマホを入れておくことができます。

スマホを網ポケットに入れられるので、うっかり落とす心配もない
スマホを網ポケットに入れられるので、うっかり落とす心配もない

読書灯のスイッチは、座席左側のアームレストに付いています。角度が自由に調整できるので、手元を明るくしやすい!

読書灯の光は青白い
読書灯の光は青白い

ドリンクホルダーは座席左側に。リクライニングの位置に関わらず手を伸ばせば、すぐにドリンクを取れるのが嬉しいです。

座席左側のアームレストに読書灯スイッチが、その近くにドリンクホルダーがある
座席左側のアームレストに読書灯スイッチが、その近くにドリンクホルダーがある

ドリンクホルダーについては、ちょっと気になるところが。
高速道路を走行中、550mlペットボトルがパーテーションにペコペコ当たってしまったのです。ペットボトルを支える部分が斜めになっていたからなのかも? バスが揺れるたびに音がしてしまったので、ペットボトルをドリンクホルダーから外しました。

ちなみに350mlペットボトルは、パーテーションに当たりませんでした。

ドリンクホルダーに550mlペットボトルを入れた状態
ドリンクホルダーに550mlペットボトルを入れた状態
350mlペットボトルは、パーテーションに当たらなかった
350mlペットボトルは、パーテーションに当たらなかった

座席の設備説明は前方に書いてあります。分かりやすく説明されているので、操作に困ることはありません。

初めて乗車する人でも分かりやすい説明
初めて乗車する人でも分かりやすい説明

テーブルは、A4サイズの資料を開いても少しゆとりがあるくらいの大きさ。寝る前に簡単な作業をすることもできますし、朝食のパンやおにぎりを置いて食べることもできますね。

テーブルにA5サイズのノートを広げた状態
テーブルにA5サイズのノートを広げた状態


新しいバスに乗って気分が高揚していたせいか、実はすぐには寝付けず。それでも、リボーンの居心地は快適なので、目が覚めていても身体はすっかりリラックスした状態でした。

しばらく乗っていると、リボーンが快適な理由は座席だけではないと気づきました! どうしてリボーンが快適なのか、くつろぎながら考えるうちに、3つの理由を発見しました。

乗って分かった! リボーン快適空間を支えるサービス3つ

その1「静か」

走行してからまず感じたのは、車内が静かであることでした。

既にシェル型シートで区切られているので、座席を区切るカーテンがないんですね。
そのため、当然ながらカーテンレールの開閉音が全くしません。些細なことですが、カーテンがないことが静かな空間の一因になっていました。

カーテンがあるのは側面と背面、運転席と乗客座席の境目のみ
カーテンがあるのは側面と背面、運転席と乗客座席の境目のみ

電動リクライニング音も静かです。自分のシートをリクライニングさせる際、電動音はわずかに聞こえる程度。ほかの乗客のリクライニング音にいたっては、私は全く聞こえませんでした。

座席がシェル構造ということもあり、いつでも何度でも、後ろの人を気にせず、最適な位置にリクライニングできました。

前の座席のリクライニングが影響しないのは、シェル型シートならではの良さ
前の座席のリクライニングが影響しないのは、シェル型シートならではの良さ

さらに、走行中のエンジン音がほかの高速バスと比べてまろやか。エンジン音が睡眠を邪魔しない程度の音量で、かつ耳障りにならない質感の音だと感じました。

ウィラーによると、車高が高いスーパーハイデッカー車両のため、騒音が軽減されているのだそう。リボーンのシートだけでなく、バス車両にも快適な空間づくりの工夫があるのですね。

スーパーハイデッカー車両のリボーン.jpg
スーパーハイデッカー車両のリボーン


その2「時間にあわせた調光」

乗車時にはオレンジがかったやや明るい照明でしたが、出発時と就寝時には照明が暗くなっていきました。暗くなったといっても完全消灯ではなく、天井と通路にうっすら明かりが灯っている状態。

なかなか寝付けない時間帯でも、目に優しい明かりのおかげで、身体はリラックスできます。真っ暗でないと眠れないという人は、アイマスクを着けて眠りましょう。

新宿と東京に着く10分ほど前には、朝方のような明るい光に照明が変わります。カーテンを完全に閉めていても朝の訪れを感じました。
到着アナウンスでせわしなく起こされるのではなく、自然に起きられて嬉しい!

その3「トイレなし車両」

ウィラーの多くのバスには、トイレがついていません。リボーンにも、トイレはついていませんでした。そのため、トイレ付き車両で気になるにおいや音がありません。
また、走行中に他の乗客が移動する場面がほぼなくなるので、「トイレに行く人に寝顔を見られるのでは!」といった心配もなくなります。

トイレが付いてない分、休憩の回数はほかの一般的な高速バスよりは多めです。この日の休憩は、草津PAで23:00から約20分、岡崎PAで1:00から約20分、清水PAで3:15から約20分、海老名PAで5:00から約25分の計4回でした。

休憩時には毎回、乗降口にボードが置かれている
休憩時には毎回、乗降口にボードが置かれている

最終休憩地の海老名には早朝に着き、かつほかのPAより5分休憩時間が多く設けられていました。そのため、洗顔や歯磨きなどの身支度をしっかりできます。
私はプラス、簡単なメイクも海老名PAで終えました。細かいことかもしれませんが、女性には特にありがたい休憩のタイミングと時間だと思います。

リボーンなら、朝の目覚めも快適!

時刻は朝の6時。照明が明るくなりました。目的地まであと少し。バスを降りる準備をする前に、ぐーっと全身を伸ばしていると……おぉっ!

目覚めに思いっきり全身を伸ばしても、腕がおさまっている!
目覚めに思いっきり全身を伸ばしても、腕がおさまっている!

全身を思いっきり伸ばしても、パーテーションの中に腕がおさまっていました!
つい無意識に全身を伸ばしてしまったあと「後ろに迷惑だったかも!」とヒヤッとしたのですが、シェル型シートで包まれているリボーンなら、(身長にもよりますが)後ろの人に気兼ねすることなく、思う存分全身を伸ばせます。

爽快に目覚めることができて、到着間際にリボーンの底力を実感したのでした。


東京駅鍛冶橋駐車場に到着

定刻の6:20バスタ新宿に到着。ここで半数以上の乗客が降りました。再び出発すると、カーテンを閉めたままでも外が明るくなるのが分かります。

7:00に終点の東京駅鍛冶橋駐車場に到着。こちらも定刻通りの到着でした。

東京駅鍛冶橋駐車場に到着
東京駅鍛冶橋駐車場に到着

「『眠り』のための最適な環境」と唱われているリボーンは、座席の座り心地が良く、静かな空間だったので、キャッチコピー通り、快適な眠り心地を実感できました。さらに、時間帯にあわせた調光のおかげで、早朝もすっきりと目が覚めました。
睡眠だけでなく、目覚めに対しても気配りがされているシートと車内空間のおかげで、バスの快適さを実感!

個人的に嬉しかったのは、起きている時間でもリラックスできたこと。シェル型シートのおかげで、周囲の目線を必要以上に気にせず過ごせました。

「高速バスって疲れるし、よく眠れない」という従来のイメージを覆すリボーンは、一度乗車してみる価値アリ。特に、夜遅くまでたっぷり楽しんだ旅行の帰りに、リボーンでゆっくりくつろぎながら移動するのがおすすめです!

関東~関西のバス便(3列シート)

※取材協力/WILLER EXPRESS


(松本沙織)

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