ざっくり、こんな高速バス
- 東京~京都・枚方間を往復走行
- 朝までぐっすり眠れる
- レッグレストや枕などのアイテムも完備
「東京ミッドナイトエクスプレス京都号」は、東京~京都・枚方を結ぶ高速バスです。関東バスと京阪バスが共同運行しているため、車両は運行会社によって異なります。
関東バスの車両は2階建ての場合もあります。基本的にはどちらも3列独立シート車両です。
座席は隣席との間を仕切れるカーテン付き
早速バスの中を見ていきましょう! 東京ミッドナイトエクスプレス京都号は、3列独立シートです。
基本的に3列シートなのですが、最後列だけ、4列シートになっています。
最後列は隣の席との距離が近い代わりに、気兼ねなくリクライニングできるというメリットがあります。
3列独立シートは、A列・C列が窓際席、B列が真ん中の通路席になっています。
こちらは窓際のシート。窓のカーテンと、各シートに設置されたカーテンでプライベートな空間を確保できるようになっています。
私が乗ったシートはB列。B列は通路席なのでカーテンがありませんが、A列・C列のカーテンが閉まるので、周囲が気になるということもありませんでした。
バス車内で快適に過ごせる設備
次は車内設備を見ていきましょう! 備品や設備って、バス選びのポイントとしてかなり重要ですよね。この東京ミッドナイトエクスプレス京都号は、そんな車内の設備も充実しているんです。
まずは飲み物や読書をしたい時に嬉しいミニテーブル。座席のサイドに収納できるタイプです。
さらに、安眠にうれしいレッグレストも。
レッグレストを目一杯上げて、リクライニングすることで、ベッドのように両足を伸ばして眠ることができます。
シートにはミニ枕が備え付けられています。
備え付けの枕なのに、かなりしっかりとした素材。枕の位置は自由に調節できるので、どんな身長の人でも使いやすそうです。
手荷物を掛けておくフックもしっかりとあります。
大きめの荷物なら網棚やトランクに預ければいいですが、スマホや飲み物など、必要な手荷物が入ったバッグは目が届く位置に置いておきたいですよね。
長時間移動する人には欠かせないのがコンセント。車内にはきっちりとコンセントも用意されているので、ご安心ください。また無料Wi-Fi接続で快適に移動することができます。
眠っている間にしっかりスマホも充電できたので満足でした。
東京→京都へ「東京ミッドナイトエクスプレス京都号」乗車記
今回乗車したバスは、京阪バスが運行する京都・枚方方面行き。「東京大手町(グランキューブ)」というバス停が始発でした。
東京メトロ各線の大手町駅からもアクセスしやすい場所にあるバス停がこちら。
しばらく待っていると、バスが21時40分頃に入線。「京阪」のロゴマークが付いた車体が特徴的です。
休憩なしなので、目的地までゆっくり休める
東京ミッドナイトエクスプレス京都号は22時10分、時間通りに大手町グランキューブを出発しました。その後も東京駅、新宿などで順番にお客さんを乗せていき、最後の渋谷駅で運転士さんのアナウンスが入りました。
アナウンスによると、車両点検や運転士交代のため途中3カ所で停車するものの、乗客の下車休憩はないとのこと。でも、バス車内にはトイレがあるので安心です。
バス車内のちょうど真ん中あたり、小さな階段を降りるとトイレがあります。
走行中にトイレに行きたくなっても大丈夫。しっかりと握れる手すりが付いています。
休憩で、その都度PAに留まる高速バスもありがたいですが、やはり人の動きで目が覚めてしまうということもしばしば。その点、東京ミッドナイトエクスプレス京都号は、最後までぐっすり眠ることができました!
ちなみに、バスに乗り込んだ際に運転手さんから「ポイントカード」をもらいました。
こちらのポイントカード、10回乗車すると1回分の乗車が無料になるそうです! 東京~京都・枚方間をよく利用する人にとってはありがたいお得な制度ですね。
また、この便の利用者は、京都の「地下鉄・バス一日券」が通常おとな900円のところ、700円で購入できます。京都観光をする際には、ぜひ利用したい特典です。
まとめ
「東京ミッドナイトエクスプレス京都号」は3列独立シートなので、左右だけでなく、前後とのスペースにもゆとりがあり、体を痛めたり眠りにくいこともありませんでした。
また、東京方面は大手町・東京駅・新宿・渋谷、京都・枚方方面は山科駅・三条京阪・京都駅八条口・樟葉駅・枚方市駅と、細かく停車してくれるのもありがたいポイント。
東京~京都・枚方間を移動する機会が多い方にはぜひ使ってほしいバスでした。
東京ミッドナイトエクスプレス京都号のバス便
(つちだ四郎)