ざっくり、こんな最新バス
- まるで寝台バス!? 上下移動式リクライニングシート
- 車内転倒事故防止システムが搭載された大型路線バス
- トルコ製や韓国製の電気バスも展示
高知駅前観光 ソメイユ・プロフォン
高知駅前観光が展示していた「ソメイユ・プロフォン」は、新しく開発された上下移動式リクライニングシート搭載の車両です。
高速バスの移動中に横になって寝られるなんて、びっくりしました…! しかも寝るだけじゃなく、座る状態のスタンダードなシートとしても使えるのが便利ですよね。
乗務員さん2名でフラットシートに切り替える様子を見せてもらいました~。展示会に参加されていた高知駅前観光の方は、実際に高知から大宮までこのバスで寝て来られたそうです!
詳しくはこちらをチェック!
丸菱工業 三菱ふそう大型観光バス
三菱ふそうは、自動車シートメーカー「丸菱工業」のフリーデザインシートカバーを装着した大型観光バスを展示していました。
シートは簡単に取り外しが可能! カラーバリエーションも豊富で、シートカバーにより車内のイメージをガラッと変えられます。前面部・後面部へお好きなプリントが可能です。対応車種は三菱ふそうのローザ・エアロクイーン、トヨタ コースター、いすゞのガーラ、日野セレガ、ヒュンダイのユニバース。
ジェイ・バス 「ファン!バス」
バス製造メーカーのジェイ・バスが製作したオリジナルバス「ファン!バス」。ジェイ・バスの企業理念「5つの力」(対応力・提案力・現場力・技術力・組織力)を認知してもらうべく、若手社員が企画やデザイン、設計を担当した車両なのだそう。置き去り防止装置などが装着された大型路線ノンステップバスです。
後方の床が上がっており、車内上部には「スカイウィンドウ」という窓が設置されています。旅の気分を盛り上げたいという思いが込められています。スカイウィンドウから見える空と天井の高さで開放感がありました~!
豊田合成 車内転倒事故防止システム装備の名鉄バス大型路線車
豊田合成の車内転倒事故防止システムが装備された、名鉄バス大型路線バスも展示されていました!
走行中にもかかわらず座っていた乗客が立つ動作をすると、ドライバーに危険を知らせ、乗客に着座を促します。またドライバーの死角になっている、運転席の真後ろにいる乗客の立ち/座り判定をしてくれるのです。
この転倒事故防止システム、カメラ画像から人の姿勢を判定するもので、座り客のみを認識するのだとか。聞いたお話によると、立っている人は無意識に身構えているので転倒する確率は低いのだそうです。
アルファバスジャパン アルファバスECITY L6
鮮やかな黄色が目を引くアルファバスECITY L6は、アルファバスジャパンが出品していた小型電気バスです。
大きさは全長6.09m×全幅2.08m×全高2.98mで、定員は29人または25人。充電1回当たりの航続距離は200kmです。
アルテック カルサン e-JEST 日本仕様(トルコ製小型電気バス)
産業機器商社のアルテックが展示していたのは、トルコの商用車メーカー・カルサンの小型電気バス。白いボディの全長5.8m、全幅2m。小さめのサイズでかわいらしかったです!
BMW製EV用モーター・バッテリーが搭載されており、1回の充電で走行できる距離は約210km。
Hyundai Mobility Japan 現代エレクシティタウン(韓国仕様9m電気バス)
こちらは韓国仕様の電気バス。韓国で研修用として使用されている車両だそうです。先ほど紹介したトルコ製の電気バスより、車高が高いように感じました。
現在2,200台以上が稼働している11m級のバスより、展示されていた9m電気バスはソウルや周辺都市での需要が高いそう。1回の充電で走行できる距離は約350kmです。
以上、第9回バステク in 首都圏の模様をお届けしました! 新型車両に乗れる日が楽しみですね。
※取材協力/ぽると出版
(バスとりっぷ編集部)