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7月の満月「バックムーン」 名前の由来は? 夏の夜空に思いを馳せよう


皆さんは「バックムーン」って聞いたことがありますか?「バックムーン」とは7月の満月のことを呼びます。なぜ、このように名付けられたのか、名前の由来や見られるタイミングなどについてまとめました。


「バックムーン」とは7月の満月

「バックムーン」とは7月の満月の呼び名です。この呼び名はアメリカが発祥とされていて、英語で書くと「Buck Moon」となります。
「Buck」はオスの鹿を意味しており、ちょうどオスの鹿の象徴でもある角が生え替わる時期であることから、7月の満月をバックムーンと呼ぶようになりました。


満月は月ごとに名前がある

実は、満月は月ごとに様々な呼び名があり、呼び名の発祥はアメリカ先住民であると言われています。
昔の暦は今使っている「太陽暦」ではなく、月の満ち欠けを周期にした「太陰暦」を使用していました。満月から次の満月までは平均で約29.5日の間隔でやってきます。狩りや作物の収穫など自然と隣り合わせの生活を送る上で指標となっていたのが夜空に浮かぶ月です。中でも満月は目印となる特別なものとして、その月ごとにまつわる生き物や作物などから月の名前を付けたと言われています。

例えば、4月は春の鮮やかなピンク色の花が咲く頃で「ピンクムーン」、来月8月は「スタージョンムーン」です。スタージョンは英語でチョウザメのことですが、チョウザメ漁が最盛期をむかえる頃であることから名付けられました。


「バックムーン」は7月21日(日) 東~南の空に注目

今年2024年のバックムーンは7月21日(日)です。
国立天文台によると、満月になる時刻は7月21日(日)午後7時17分です。東京の月の出は午後7時12分となっています。北海道から沖縄まで、月の出は午後7時10分頃から45分頃です。

なお、月は平均約29.5日で、新月→上弦の月→満月→下弦の月→新月という満ち欠けを繰り返します。この月の満ち欠けは、月と太陽との位置関係が変わることによって起こります。
月と太陽が180度離れたときに満月となります。満月の時の月の見え方は、日の入りの頃に東からのぼり、真夜中に南の空に見えます。日の出の頃には西へ沈みます。夜の間、長く月が見えることになります。


「バックムーン」の満月に願いを

前述の通り、「バックムーン」は7月にオスの鹿(英語でBuck)の角が生え替わる時期であることから、呼び名が付けられたと言われています。
諸説ありますが、この角の生え替わりは、「再生」や「健康」を意味し、さらに角が高価で取引された大きな「収入」源であったことから、「健康運」や「仕事運」を願う文化が生まれ、現在でもバックムーンの時には多くの人が月に願いを込めていると言われています。

そして、7月21日頃、日本ではちょうど梅雨明けの平年日のタイミングと重なります。
(梅雨明け平年日:九州北部、中国地方、近畿、東海、関東甲信 7月19日頃、北陸7月23日頃、東北南部7月24日頃)

7月21日の天気出現率を見ると、東京は晴れと雨が同じで36.7%、曇りが26.7%。
名古屋は晴れが50.0%、曇りが26.7%、雨が23.3%。
大阪は晴れが53.3%、曇りと雨が同じで23.3%。
福岡は晴れが53.3%、曇りが20.0%、雨が26.7%となり、西ほど晴れる傾向です。

短時間でも大雨が降りやすい時期でもありますので、観測される場合は、事前に雨雲レーダーなどを確認するようにしてください。バックムーンを見上げながら、思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

※天気出現率は1991年1月1日から2020年12月31日までの30年間のデータにより計算
〇雨…1日の降水量が1.0ミリ以上観測したとき
〇曇り…1日の降水量が1.0ミリ未満で、日平均雲量が8.5以上のとき
〇晴れ…1日の降水量が1.0ミリ未満で、日平均雲量が8.5未満のとき

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