大規模な地震や気象災害が発生して停電してしまったとき、備えがないと心配ですよね。停電時に役立つ知識として、懐中電灯と水の入ったペットボトルで作れるペットボトルランタンについて紹介します。
懐中電灯と水の入ったペットボトルさえあればランタンになる
ペットボトルランタンの作り方は簡単です。コンパクトなタイプの懐中電灯の場合は、コップなどの台座になりそうなものに電源の入れた懐中電灯を入れて、その上に水の入ったペットボトルを置くだけです。しっかりと自立するタイプの懐中電灯があればその上に水の入ったペットボトルを置くだけで完成です。台座がない場合は、横から照らすだけでもランタンになります。
ペットボトルランタンで明るくなるのはなぜ?
ペットボトルランタンで明るくなるのは、ペットボトルにあたった懐中電灯の一筋の光が、反射したり散乱したりして周りに拡散するためです。ペットボトルランタンがあると、懐中電灯だけで照らすよりも部屋の中が明るくなりますので、停電になってしまった際の知識として、覚えておくと安心です。
停電への備え 何が必要?
水の入ったペットボトルの他にも、懐中電灯にレジ袋をかぶせるだけでも即席でランタンを作ることができます。レジ袋は半透明のものよりも、白い色のほうがより明るくなりますので、懐中電灯と一緒に非常用持ち出し袋の中に入れておくと良いでしょう。
その他にも、懐中電灯の予備の乾電池や携帯ラジオ、モバイルバッテリー、冬の災害を想定して電気がなくても使えるポータブルストーブなどもあると安心です。
また、懐中電灯は、家族ひとりひとりのために用意するなど複数備えておくことが重要です。さらに、すべての懐中電灯を非常用持ち出し袋の中に入れてしまうのではなく、寝室や玄関、キッチンなど、手の届くところに備えておくことも大切です。
動画解説:河合 恵