中華料理は衣をまぶして揚げたり、じっくり煮込んだりと手間がかかる調理工程が多いため登山飯には不向きなイメージがあるかもしれません。
しかし、市販のインスタント食品や冷凍食品など予め加工されているものを上手く使用することで調理手段の限られた登山でも、本格的な味わいの中華料理をパパッと簡単に作ることができますよ♪
今回は登山飯におすすめの中華レシピを3種類(角煮ラーメン・油淋鶏・皿うどん)ご紹介します。
3つの市販食品をアレンジ!『角煮ラーメン』
登山飯の定番中の定番、インスタントラーメン。
そのままでも十分に美味しいのですが、コンビニやスーパーで手に入るパウチタイプの角煮と煮卵をトッピングするだけで、豪華な見た目と味わいの中華風ラーメンに大変身します。
~角煮ラーメンの作り方(2人前)~
<材料>
・インスタントラーメン(醤油味) 2袋
・市販の角煮(パウチタイプ) 1袋
・市販の煮卵(パウチタイプ) 2個
・ごま油 小さじ2
・おろし生姜 小さじ1
<作り方>
(1)クッカー等の調理器具にお湯を沸かし、市販の角煮を袋ごと入れて温めておきます。
(2)インスタントラーメンをパッケージの記載通りに作り、スープの中にごま油とおろし生姜を入れて全体をよく混ぜ合わせます。
(3)2を器に盛り付け、1の角煮・縦半分に切った煮卵をトッピングしたら完成です。
冷凍から揚げで簡単♪『油淋鶏』
ガツンとパンチのある肉料理の油淋鶏は、スタミナを維持させたい登山中にぴったりの一品。
4の工程で使用する調味料や片栗粉はご自宅で事前に混ぜ合わせておき、ミニボトル等に入れておくことをおすすめします。
~油淋鶏の作り方(2人前)~
<材料>
・冷凍から揚げ 10個
・市販の刻みねぎ 大さじ3
・おろし生姜 小さじ1
・醤油、砂糖、酢、料理酒、片栗粉、ごま油 各大さじ1
<作り方>
(1)冷凍から揚げは自然解凍させておき、スキレット等の調理器具で温めておきます。
(2)1を一旦器に取り出し、調理器具にごま油を熱します。
(3)2に刻みねぎ・おろし生姜を加えて炒めていきます。
(4)香りが立ってきたら醤油・酢・砂糖・料理酒・片栗粉を混ぜ合わせたものを加えます。
(5)とろみがついたら2で器に取り出した唐揚げを戻し、タレをよく絡め合わせて完成です。
とろ~り餡で身も心も温まる。『皿うどん』
長崎の中華料理店で生まれたと言われている、日本ならではの独自中華料理『皿うどん』。
登山で作る際はカット野菜やうずらの水煮缶、冷凍のシーフードミックスを使って手早く仕上げていきましょう!
~皿うどんの作り方(2人前)~
<材料A>
・市販の揚げ麺 2玉
・カット野菜 300g
・うずらの卵(水煮缶) 6個
・シーフードミックス 100g
・ごま油 大さじ1
・塩胡椒 適量
<材料B>
・水 300ml
・鶏がらスープの素、醤油、片栗粉 各大さじ1
・おろしにんにく、おろし生姜 各小さじ1/2
<作り方>
(1)クッカー等の調理器具にごま油を熱し、カット野菜→シーフードミックスの順番で炒めていきます。
(2)野菜がしんなりし、シーフードミックスに火が通ったら軽く塩胡椒を振りかけ、うずらの卵と材料Bを混ぜ合わせたものを加えます。
(3)餡にとろみがついたら火を止めます。
(4)揚げ麺を乗せた器に3の餡をかけて完成です。
【参照】
農林水産省
どのレシピも簡単な調理工程で仕上がるので、普段ご自宅であまり料理を作らない方にはもちろん、登山飯作りに興味があるけどできるだけ効率良く作りたい!という方にもおすすめです。
登山の思い出作りの1つとして、是非気の合う仲間やご家族と一緒に美味しさを分かち合ってみて下さいね。