この秋は数年ぶりの紅葉狩りを計画されている方も多いのではないでしょうか。今回は北関東から、栃木県にある４つの紅葉名所をご紹介します。清流に架かる橋、癒しの温泉、静寂の庭…そんな風景を彩る、艶やかな紅葉。栃木の美しい晩秋に逢いに出かけてみませんか？
※お出かけの際は、各施設、イベントの公式ホームページで最新の情報をご確認ください。
塩原温泉郷「紅の吊橋」
塩原渓谷の紅葉（栃木県那須塩原市）／紅の吊り橋！温泉街で楽しむ紅葉絶景
1200年以上の歴史をもつ温泉街で楽しむ紅葉絶景です。塩原温泉に沿って流れる箒川（ほうきがわ）にかかる吊橋は、秋になると川沿いのモミジが赤く燃え上がるように染まることから「紅の吊橋（くれないのつりばし）」と呼ばれています。季節が深まるにつれ、艶やかさを増してゆく赤や黄色の葉！ 街なかで秋の絶景を堪能できる、塩原を代表する紅葉名所となっています。木々の紅に彩られた橋を渡ると遊歩道があり、周辺には見どころがいっぱい。さまざまな秘湯・名湯がそろっている歴史ある温泉郷で紅葉狩りを楽しんでみてはいかがでしょうか。
塩原渓谷の紅葉
■所在地：栃木県那須塩原市塩原字古町
■問い合わせ：0287-32-4000（塩原温泉観光協会）
■紅葉の種類：モミジ、カエデ
■見頃時期：例年/10月下旬～11月中旬 今年/11月上旬～11月下旬
※詳細は公式サイトをご参照ください
※写真はイメージです
落石の紅葉（栃木県那須烏山市）／関東の嵐山！貴重な橋からは遡上する鮭の姿も
「関東の嵐山」とも呼ばれる風光明媚な紅葉の名所です。那珂川（なかがわ）東岸に位置し、秋には木々の色づく山が水の面に映ります。そこに架かっているのは、全国でもめずらしい構造をもち、近代化遺産になっている「境橋（さかいばし）」。橋脚上には半円バルコニーが左右対称に設けられていて、ここから景勝地・落石（おちいし）の景観を眺めることができます。さらに時期によっては、50km以上もの旅をしてきた鮭の遡上が見られることも（例年、鮭の遡上は10月中旬から）！ 貴重なアーチ橋と川面、夕陽を浴びて輝く八溝山系の紅葉とのコントラストはまさに絶景です。
落石の紅葉
■所在地：栃木県那須烏山市宮原
■問い合わせ：0287-83-1115（那須烏山市商工観光課）
■紅葉の種類：ケヤキ、モミジ、イヌシデ、クヌギ
■見頃時期：例年/11月上旬～11月中旬 今年/11月中旬～11月下旬
※詳細は公式サイトをご参照ください
※写真はイメージです
日光山輪王寺の紅葉（栃木県日光市）／静寂のカエデ！淡い光に癒されるお寺の庭園
世界遺産・日光山輪王寺（りんのうじ）。その中には江戸時代に作られた日本庭園「逍遥園（しょうようえん）」があり、紅葉の名所として知られています。池を中心に周囲を歩きながら楽しめる、池泉回遊式の庭園。秋の夜には美しい紅葉のライトアップがおこなわれます。日光国立公園の特別保護区の中にあるため、環境にやさしいLEDライトを多用。他のライトアップとは一味違う淡い光が、鮮やかに色づいた10種類以上のカエデを浮かび上がらせます！ 本堂の三仏堂もライトアップ。疲れを癒やしてくれるような、優しい光に逢えるスポットです。
日光山輪王寺の紅葉
■所在地：栃木県日光市山内2300
■問い合わせ：0288-54-0531（日光山輪王寺）
■紅葉の種類：カエデ、モミジ
■見頃時期：例年/11月上旬～11月下旬 今年/11月中旬～12月上旬
※詳細は公式サイトをご参照ください
※写真はイメージです
大芦渓谷の紅葉（栃木県鹿沼市）／碧の清流と紅葉の大滝！橋には真っ赤な大モミジ
鹿沼市内の西北部に位置する、手つかずの自然が残る渓谷です。大小20にも及ぶ滝があり、中でも上流の「大滝」では見晴らし台からすばらしい景観が楽しめます。紅葉の時期には、エメラルドグリーンに輝く清流と、赤や黄に染まった紅葉が夢の競演。また下流の「白井平橋」付近では大モミジが真っ赤に色づき、多くの人が撮影に訪れる人気スポットになっています。河原に下りてみると、清流の上に鮮やかな紅葉とレトロなアーチ型の橋がとてもフォトジェニック！ この辺りから道幅が狭くなりますので、お車の方はどうぞ気をつけてお進みください。
大芦（おおあし）渓谷の紅葉
■所在地：栃木県鹿沼市草久
■問い合わせ：0289-60-2507（鹿沼市観光協会）
■紅葉の種類：モミジ、カエデ
■見頃時期：例年/10月下旬～11月上旬 今年/11月上旬～11月中旬
※詳細は公式サイトをご参照ください
北関東の紅葉絶景をぜひ満喫してみてはいかがでしょうか。
紅葉狩りには『tenki.jp 紅葉見頃情報』『tenki.jp お出かけスポット天気』の情報もお役立てください。お住まいの近くにある紅葉スポットも、ぜひチェックしてみてくださいね！
※写真はイメージです
