ここ数年の間でアウトドアレジャーのブームが一気に広がったこともあり、最近ではキャンプと釣りが同時に楽しめる施設が急増しています。
施設によっては各種アイテムの貸し出しが行われているので、手ぶらで釣りデビューできることも♪
そして釣りキャンプの醍醐味と言えば、みんなとワイワイ楽しみながら作って食べる、魚を使ったキャンプ飯。中でも今回はビギナーでも釣りやすい、イカ・カサゴ・アジを使ったレシピをご紹介します。
とろ~り卵黄に絡めながら召し上がれ。『イカの沖漬け丼』
釣りたてのイカの人気の食べ方として定番なのは、やはり生のお刺身ですよね。
シンプルに醤油とワサビをつけて食べるのも、もちろん美味しいのですが、沖漬けにアレンジすることでコクと旨味がUPし、ご飯と相性抜群の味わいに仕上がります。
~イカの沖漬け丼の作り方(2人前)~
<材料A>
・イカ 3杯
・ご飯 茶碗2杯分
・卵黄 2個
・大葉 3枚
・白炒りごま 適量
<材料B>
・醤油 大さじ2
・みりん、料理酒 各大さじ1
・ごま油 小さじ2
<作り方>
(1)イカは胴からわたと足をゆっくりと引き抜き、胴の中に残っている軟骨も一緒に引き抜きます。
(2)エンペラと胴が繋がっている部分に指を入れ、胴とエンペラを剥がします。
(3)続いて左手でエンペラを掴み、右手で胴を押さえながら足があった方向に引っ張り、エンペラを皮ごと胴から剥がしましょう。
(4)足は目の下で切り、くちばしを取り除いたら包丁の背で吸盤をこそぎ落とします。
(5)1~4の下処理が終わったら胴・足を食べやすい大きさに切ります。
(6)タッパーに5と材料Bを入れ、蓋をしたらクーラーボックスの中で30分程度寝かせます。
(7)器に白ご飯をよそい、6を盛り付けたら中央部分に卵黄を落とします。
(8)仕上げに白炒りごま・千切りの大葉をトッピングして完成です。
身体に染み渡る美味しさ。『カサゴのアクアパッツァ』
出汁がよく出やすい、カサゴはアクアパッツァなどのメニューにぴったり。
特にヒレやアラ(頭や骨)の部分から出汁が出るので、内臓・うろこのみ取り除いたら頭から尻尾まで丸ごと煮込んでいくと良いでしょう。
~カサゴのアクアパッツァの作り方(2人前)~
<材料>
・カサゴ 2尾
・ミニトマト 8個
・にんにく 3片
・塩胡椒、刻みパセリ 各適量
・水 1カップ
・固形コンソメ 1個
・オリーブオイル 大さじ3
<作り方>
(1)カサゴは内臓とうろこを取り除き、塩胡椒を振って10分程度置きましょう。
(2)ミニトマトはヘタを取り除き、にんにくは薄切りにします。
(3)フライパンにオリーブオイルを熱し、2のにんにくを炒めていきます。
(4)香りが立ってきたら、にんにくを一旦お皿に移しておきます。
(5)4に1のカサゴを入れ、両面焼き色をつけます。
(6)にんにくをフライパンの中に戻し、水を注ぎ入れます。
(7)ふつふつとしてきたら、固形コンソメとミニトマトを投入し、蓋をして5~6分程度煮込みます。
(8)仕上げに塩胡椒で味を整え、刻みパセリを散らして完成です。
ごま油香る♪『アジの和風マリネ』
お酒のお供に最適!アジの和風マリネのレシピです。マリネ液に浸す野菜は玉ねぎ、人参以外にも貝割れや千切りの大根などもおすすめです。
~アジの和風マリネの作り方(2人前)~
<材料>
・アジ 3尾分
・玉ねぎ 1/2個
・人参 1/4本
・めんつゆ 大さじ3
・酢、ごま油 各大さじ1
・塩、白炒りごま 各適量
<作り方>
(1)アジは三枚おろしにしたら骨を抜き、皮もひいておきます。
(2)両面に適量の塩を振ったら10分程度置き、食べやすい大きさに切り分けます。
(3)玉ねぎは薄くスライスし、人参は千切りにします。
(4)タッパーに2と3、めんつゆ・酢・ごま油・白炒りごまを加え、よく和えます。
(5)4のタッパーに蓋をしたらクーラーボックスの中で30分程度寝かせて完成です。
いずれの魚介類も釣った後、そのままの状態にしておくと鮮度がどんどん落ちてしまうので、より美味しく食べるためにも釣ったその場で締めることが大切です。
アジやカサゴ等の小魚は氷締め、イカはピックやナイフで目の間を斜め上に突くことで締めることができるので、釣り初心者でも比較的簡単に実践できるかと思います。
釣りキャンプにご興味がある方、魚介系キャンプ飯のバリエーションを広げたい方は是非、参考にしてみて下さいね。