普段の生活と比べものにならないほど、多くのエネルギーを消費する登山では栄養補給が欠かせません。特に糖分は素早くエネルギーに変換されるため、日本人の主食である白ご飯は是非、積極的に登山中の食事内容に取り入れて頂きたいものです。
定番のおにぎりを持っていくのも良いですが、たまには大自然に囲まれながら休憩を兼ねて、登山飯作りに挑戦してみませんか?
中でも今回おすすめするのが、持ち運びから調理工程、片付けまでが簡単になるパックごはんと缶詰を使った登山飯のレシピです。
ほど良い酸味がたまらない。『いわしの蒲焼き缶とカリカリ梅の混ぜご飯』
甘辛の味わいとカリカリ梅の酸味を同時に楽しめる!『いわしの蒲焼き缶とカリカリ梅の混ぜご飯』のレシピです。
カリカリ梅を加えることで、暑くなるこれからの季節もさっぱりとお召し上がり頂けます。
~いわしの蒲焼き缶とカリカリ梅の混ぜご飯の作り方(2人前)~
<材料>
・パックごはん 2個
・いわしの蒲焼き缶 1缶
・カリカリ梅 2個
・白炒りごま 適量
<作り方>
(1)カリカリ梅の種を取り除き、細かく刻みます。
(2)鍋にたっぷりのお湯を沸かしたらフィルムを剥がさず、フィルムを上にした状態で15分程度パックごはんを温めます。
(3)2の鍋を再度加熱し、沸騰したら火を止めていわしの蒲焼缶を投入し、5分程度温めます。
(4)軍手を使っていわしの蒲焼き缶を鍋から取り出したら封を開き、フォーク等を使って身をほぐします。
(5)パックごはんのフィルムを外し、白炒りごま・1個分のカリカリ梅・1/2量のいわしの蒲焼き缶を汁ごと加え、スプーン等でよく混ぜ合わせます。
(6)もう1個分のパックごはんにも5と同様に具材を混ぜ合わせて完成です。
ガツンと食欲を刺激する!『ツナとたっぷりねぎのガリバタ混ぜご飯』
中毒性のある美味しさ★『ツナとたっぷりねぎのガリバタ混ぜご飯』の作り方をご紹介します。
バターを加える分、ツナ缶の油は切っておかないとご飯がベチャベチャになりやすいので、しっかり切るようにしましょう。
~ツナとたっぷりねぎのガリバタ混ぜご飯の作り方~
<材料>
・パックごはん 2個
・ツナ缶 1缶
・万能ねぎ 2本
・バター 大さじ1
・おろしにんにく 小さじ1/2
・麺つゆ(3倍濃縮) 小さじ2
・塩胡椒 少々
<作り方>
(1)鍋にたっぷりのお湯を沸かしたらフィルムを剥がさず、フィルムを上にした状態で15分程度パックごはんを温めて取り出します。
(2)1の鍋を再度加熱し、沸騰したら火を止めてツナ缶を投入し、5分程度温めます。
(3)軍手を使って2を取り出したら封を開け、火傷しないよう注意しながら油を切ります。
(4)パックごはんのフィルムを外し、小口切りの万能ねぎ・ツナ・バター・おろしにんにく・麺つゆ・塩胡椒を加えてしっかり混ぜ合わせたら完成です。
ほんのりごま油香る。『ホタテと塩昆布の混ぜご飯』
塩昆布は具材としても調味料としても使える優れもの!同じく海の幸であるホタテと組み合わせることで、旨味たっぷりの贅沢な味わいに仕上がります。
~ホタテと塩昆布の混ぜご飯の作り方~
<材料>
・パックごはん 2個
・ホタテ缶 1/2缶
・塩昆布 10g
・おろし生姜 小さじ1/2
・ごま油 小さじ1
<作り方>
(1)鍋にたっぷりのお湯を沸かしたらフィルムを剥がさず、フィルムを上にした状態で15分程度パックごはんを温めて取り出します。
(2)1の鍋を再度加熱し、沸騰したら火を止めてホタテ缶を投入し、5分程度温めます。
(3)軍手を使って2を取り出したら封を開け、フォーク等でホタテの身を細かくほぐします。
(3)パックごはんのフィルムを外し、ホタテ缶・大さじ2杯程度のホタテ缶の汁・塩昆布・おろし生姜・ごま油を加えてしっかり混ぜ合わせたら完成です。
パックごはんと缶詰は保冷剤等無しでも常温で安心して持ち運べることから、アウトドアレジャーにはもってこいの食品です。
また、パックごはんの容器自体がお皿としてそのまま使えるので、紙皿等を追加で用意する必要がなく、荷物の量を最低限に抑えられる点も当レシピのメリットの1つです。
登山の予定がある方、登山飯のバリエーションを増やしたい方は是非、参考にしてみて下さいね。