花粉対策では、いかに家の中に花粉を持ち込まないかが重要なポイントになります。外出すると体中に花粉が付着しますので、帰宅したら家に入る前に花粉対策を実施する習慣を付けましょう。
今回は花粉を玄関でシャットアウトする方法や注意点をご紹介します。
花粉対策は玄関で行うのが効果的！
花粉は屋外で飛散するものなので、基本的に家の窓を閉め切っていれば外から花粉が入り込むことはありません。しかし、外出先で体中に花粉をつけたまま帰宅すると、家の中にまで花粉が持ち込まれてしまいます。
出先ではマスクを付けていても、家の中では外してしまう人も多いため、家の中に花粉が入り込むとまともに花粉を吸い込んでしまうおそれがあります。そのため、外出したら家の中に入る前に、玄関先で花粉をしっかりシャットアウトすることが大切です。
花粉を玄関でシャットアウトする3つの方法
花粉を玄関でしっかりシャットアウトするために実践したい方法を3つご紹介します。
■1. 玄関前で体についた花粉を落とす
外出から帰宅したら、玄関に入る前に、まず体についた花粉を落とすことを意識しましょう。花粉は衣類だけでなく、髪や肌にも付着しますので、全身をくまなくケアするのがポイントです。また、払った花粉は上から下に落ちるので、髪→上半身→下半身と、上から順にはたいていくと効率的です。
表面に付着した花粉は手で払うだけで落とせますが、髪や繊維の奥に入り込んだものは素手で取れない場合もあります。とくに髪の長い人や、毛足の長い衣類（ウールなど）を着ている場合は、玄関先にヘアブラシや洋服ブラシなどを常備しておいて、入念にお手入れすることをおすすめします。
■2. 玄関に空気清浄機を置く
玄関に空気清浄機を置いておけば、出先から持ち込んだ花粉を軽減する効果が期待できます。花粉の粒子は非常に細かく、手やブラシだけで物理的に取り除くのは不可能ですので、空気清浄機を合わせて活用するのがおすすめです。
空気清浄機はメーカーや製品ごとに機能・性能に違いがありますので、花粉対策向けのものを選ぶとよいでしょう。
■3. 玄関にアウターや小物の収納スペースを作る
花粉のついたアウターや帽子、カバンなどをそのまま室内に持ち込むと、室内に花粉が飛散する原因となります。花粉が付着したものはなるべく家の奥まで入れないよう、玄関にアウターや小物の収納スペースを確保してみましょう。
スチールラックやハンガーラックなどを活用し、収納の仕方を工夫すれば、人の出入りを邪魔せずにアウターや小物を収納できます。
花粉を玄関から中に入れないための注意点
花粉を玄関から中に入れないために、日頃から気をつけたいポイントを4つご紹介します。
■1. 衣類の花粉を落とすときの注意点
アウターや帽子などに付着した花粉を落とす際、手で払うのは面倒だからといって、衣類をばさばさ振るのはNGです。
衣類を振り回すと、花粉が周囲に飛び散り、髪や肌、アウターの下の衣類などに花粉が付着してしまうおそれがあります。多少手間でも、衣類の花粉は手やブラシなどを使って静かに落とすことを心がけましょう。
■2. 玄関から少し距離を開けて花粉を落とす
玄関の目の前で花粉を落としてしまうと、ドアを開けて中に入る際、落ちた花粉が室内に入り込んでしまう可能性があります。花粉を落とすときは、玄関から少し距離をあけた場所でお手入れするのが理想です。
■3. 玄関のドアノブは定期的に掃除しよう
花粉を払った手で玄関を開けると、ドアノブに花粉が付着してしまうことがあります。
せっかく衣類や小物の花粉を落としても、肝心の手に花粉が付着していては意味がありませんので、玄関のドアノブは定期的に清掃することをおすすめします。もちろん、帰宅したら真っ先に手を洗い、手指に付着した花粉を落とすことも大切です。
■4. 玄関の空気中に舞う花粉は水分で落としてから掃除する
玄関は屋外との出入口ですので、いくら気をつけていても多少の花粉は侵入してしまいます。花粉は床や棚の上だけでなく、空気中にもたくさん舞っていますので、玄関を清掃するときは事前に霧吹きを使って空気全体に水を拭きかけ、空気中の花粉を落としておきましょう。
その後、雑巾などを使って床を拭き掃除すれば、玄関の空気をきれいな状態に保つことができます。
花粉は玄関でしっかり食い止めることが大切
外出先で付着した花粉は、帰宅時に玄関でしっかり食い止めることが大切です。家に入る前に全身に付着した花粉を手やブラシで落とす、玄関に空気清浄機を置く、アウターや小物は玄関に収納するなどの工夫をし、なるべく室内に花粉を持ち込まないようにしましょう。
花粉を落とすときはなるべく玄関から離れ、花粉を周囲にまき散らさないように注意しながらお手入れするのがポイントです。また、日頃から玄関やドアノブを清掃して、花粉が残らないよう配慮しましょう。
玄関での花粉対策が必要なタイミングを知りたいときは、天気予報専門メディア「tenki.jp」の花粉飛散情報をチェックするのがおすすめです。
当日や週間の「花粉飛散情報」をエリア別に公開しているので、花粉対策が必要か否かを判断する目安として活用してみましょう。
