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夏におすすめなパジャマ素材と合わせて取り入れたい快眠のコツ3選


夏本番になると、太陽が出ている日中だけでなく、夜間も蒸し暑さが続く日が増えてきます。寝苦しい夜は睡眠の質も下がる傾向にありますので、就寝時に着用するパジャマや寝室に工夫を採り入れて暑さ対策に努めましょう。

今回は、夏の寝苦しい夜を快適にするために知っておきたいパジャマの選び方や、素材の種類ごとの特徴、寝苦しさを解消するコツを紹介します。


夏のパジャマにピッタリな素材

夏に着るパジャマを選ぶときは、通気性や吸湿速乾性、着心地の良さなどを重視するのがポイントです。ここでは、これらの特徴に当てはまる夏のパジャマにピッタリの素材を3つ紹介します。

■1. リネン
亜麻科の植物からとれる天然繊維のリネンは、通気性と吸水性に優れており、寝汗をかいても常にさらっとした状態をキープできるところが特徴です。繊維の耐久性も高く、寝具にこすれても毛羽立ちにくいので、長く着用することが可能です。

■2. コットン
リネン同様、通気性や吸湿性に長けた天然素材です。肌触りが柔らかいため、コットン100%のパジャマは敏感肌の方にもおすすめとされています。夏は紫外線や汗疹などの影響で肌が敏感になりやすい時期ですので、肌に負担をかけたくない人に適したパジャマといえます。
一方、リネンに比べると速乾性がやや劣るため、大量に汗をかいたときは少々べたつく可能性があります。

■3. シルク
蚕の繭を原料としたシルクは、上品な光沢と優れた吸湿・吸水性が特徴の繊維です。水分の発散性に長けているため、汗を吸ってもサラサラとした肌触りをキープし、快適な睡眠をサポートします。一方で保温性にも優れているので、一年通して着られるパジャマを探している方におすすめです。
ただ、コットンやシルクに比べると値段が高い傾向にあります。


パジャマ生地の種類とその特徴

パジャマに使われる生地は、前節で紹介した3つ以外にもさまざまな種類があります。また、同じ繊維でも織り方や編み方によって特徴が変わりますので、素材と合わせて検討することをおすすめします。
ここでは、パジャマ生地の編み方・織り方の主な種類とその特徴を紹介します。

■織り方1. ダブルガーゼ
薄い綿織物のガーゼを二枚重ねたものです。着心地が非常に柔らかく、かつ吸水性・通気性が良いところが特徴です。

■織り方2. サテン
縦糸または横糸のどちらか一方が長く表面に浮いている織り方です。上品な光沢があり、質感はとてもなめらかです。

■織り方3. リップル
布地を部分的に縮ませ、凹凸を作る織り方です。肌に直接触れる部分が少ないため、汗をかいてもベタつきにくいところが特徴です

■編み方1. 天竺
最もポピュラーな平編みで、表目に縦方向の筋が見えるところが特徴です。厚みを調整しやすく、薄い生地に仕上げることで、軽量かつ適度な通気性をもつ生地を作れます。

■編み方2. リブ
表・裏目ともに同じ編み目になる織り方です。天竺よりも横方向の伸縮性が高い傾向にあります。

■編み方3. 鹿の子
平編みとタック編み(ひとつの編み目に2回分の糸をかける編み方)が交互にくる編み方です。生地に細かな凹凸ができるため、肌に触れる面積が少なく、さらっとした着心地になります。


快適なパジャマとあわせて取り入れたい夏の寝苦しさを解消する3つのコツ

夏向けの快適なパジャマと合わせて実践したい夏の寝苦しさを解消するコツを3つ紹介します。

■1. エアコンの風向きを調節する
暖かい空気は上に向かうという性質があるため、エアコンの風向きを下(人のいる方)に向けていても、効率よく部屋を冷やすことはできません。寝室でエアコンを使うときは、風向きが上になるよう調節しておきましょう。

■2. 部屋の除湿を行う
部屋の温度が下がっても、湿度が高いと寝苦しさを感じやすくなるので、ムシムシする夜は除湿も併用しましょう。エアコンに弱冷房モードがある場合は、除湿と冷房を同時に行うことが可能です。

■3. 部屋を冷やしすぎない
気温・湿度が高いと寝苦しくなりますが、逆に部屋が冷えすぎても安眠を妨げる原因になります。室温は26~28℃程度に設定するのがベストとされているので、蒸し暑い日でもそれ以下に設定しないよう注意しましょう。

なお、寝る直前にエアコンを稼働させても、快適な室温になるまで時間がかかりますので、タイマーなどを使って就寝30分前には部屋を冷やしておくようにしましょう。


夏は快適なパジャマと暑さ・湿気対策で快適な睡眠を目指そう

気温・湿度ともに高くなりやすい夏場は、夜間になっても暑さが引かず、寝苦しくなることがあります。
暑さや汗のベタつきで眠りが浅くならないよう、リネンやコットン、シルクなど通気性・吸水性に長けた素材のパジャマを着用しましょう。あわせて、エアコンや除湿を上手に活用すれば、寝室の快適性がアップし、良質な睡眠を取りやすくなります。

寝苦しい夜になるかどうか知りたいときは、天気予報専門メディア「tenki.jp」の服装指数をチェックしてみましょう。服装指数が高い場合は、パジャマの種類を変えたり、寝室の温度・湿度調整を行ったりして、快適な環境を整えてみてはいかがでしょうか。

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