ゴルファーなら一生に一度は体験したいのがホールインワンです。ゴルフに詳しくなかったとしても、ホールインワンが何かを知っている人は多いでしょう。
今回はそんなホールインワンが出る確率や、ホールインワンを達成した際に行なう日本独自のお祝いについて解説します。夢のホールインワンを達成した時のためにしておきたい準備も紹介しますので、いざという時のために知っておきましょう。
ゴルフのホールインワンが出る確率
ホールインワンの確率はいろいろな団体・協会が出しているので、一概には言えません。ただ、ツアープロがホールインワンを出す確率は1/3000、アマチュアプロやゴルフ上級者が出す確率は1/5000、アマチュアの場合で1/12000と言われています。
ツアープロの場合、1ラウンドにPar3のホールが4つあると考えると、750ラウンドに1回の確率でホールインワンが出ることになります。しかしツアープロの場合、Par3でもかなり難易度の高いホールのことが多く、ホールインワンを出すのは至難の業です。いくらスキルがあっても、風の強さや向き、グリーンの傾斜なども影響してくるため、狙ったからといって出せるものではありません。
アマチュアゴルファーで考えると、年間50ラウンドして、60年に1回出る確率です。自分がホールインワンを出すことはもちろん、一緒に回っている人がホールインワンを達成し、その場に居合わせる確率もかなり低いでしょう。
ゴルフでホールインワンよりも難しいアルバトロス
ゴルフでホールインワンというと、ゴルフをしない人でも知っている人が多く、難易度も高いだろうと想像できるでしょう。ここではさらに、ホールインワンよりもさらに50倍難易度が高いと言われている「アルバトロス」について紹介します。
アルバトロスとは、Par5のホールを2打でホールアウトすることです。アルバトロスが難しいと言われている理由としては、Par5のホールでしか達成できないこと、そしてPar5のホールは基本的にロングホールのため、飛距離を出せるパワーと正確なショットを打てる技術が求められることが挙げられます。
ホールインワンはツアープロの場合1/750に1回という説がありますが、アルバトロスが出る確率は、1/100〜200万です。確率だけを見ても、アルバトロスがどれほど難しいか想像できるでしょう。1/200万は、宝くじのサマージャンボミニの1等に当選するのと同じ確率だそうです。2000年以降日本のツアープロでアルバトロスを達成したのは、約20人しかいません。
ゴルフでホールインワンを達成したらお祝いを振舞う
日本ではゴルフでホールインワンを達成したら、達成した人がお祝いを振舞うという独自の習慣があります。ホールインワンという奇跡的な体験をしたことで手に入れた幸運を、他の人にもお裾分けするというのが、ホールワンでお祝いを振る舞うならわしの由来と言われています。また大きな幸運を手にしたことでマイナスの反動が来ないように、厄払いをするという意味ももっているようです。
■ホールインワンで振舞うお祝いの内容
ホールインワンで振舞うお祝いは、これといったものが決まっているわけではありません。ホールインワンを達成した人が食事の場を開いたり、ボールやマーカーなどのゴルフグッズやグラスなどの記念品を作ることが多いです。キャディさんがいる場合はチップを渡したり、会員のゴルフ場なら記念樹を植えることもあります。これらのお祝いは全てホールインワンを達成した人が負担するのが習わしです。
■ホールインワン保険に入っていれば安心
ホールインワン自体は嬉しいものの、お祝いを振舞うとなると出費もかなりかかりますから、心から喜べない人もいるでしょう。少なくても数万円、多くて数十万円の出費になります。コンペでホールインワンを出してしまったらもっとかかってしまうこともあるでしょう。
そこでホールインワンを達成した時の負担を軽減するために、ホールインワン保険というものがあります。ホールインワン保険に入っていれば、お祝いにかかる費用を保険会社が負担してくれる仕組みです。ゴルフ保険を取り扱っている保険会社であれば、ホールインワン補償を付けられるケースが多いため、いざという時のために加入しておくと安心です。
目指せ!憧れのホールインワン
ホールインワンを達成した時の感動は、ゴルファーなら一度は味わいたいものです。ゴルフ仲間との会話でも、ホールインワンを達成した時の話は盛り上がるでしょう。いざという時のためにホールインワン保険に入っていれば、お祝いにかかる費用も心配しなくて済みます。運も大きく影響しますが、ホールインワンを目指して練習を重ねていくのも楽しいでしょう。
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