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2月4日は「西の日」。意外と知らない“西”に関するエトセトラ


今日2月4日は2(に)と4(し)の語呂合わせから「西の日」と定められています。西に行くと幸運に巡り会うことができたり、西から来た人と仲良くなれたりするんですって!ということで、“西”について調べてみたら色々と面白いことがわかりましたのでご紹介したいと思います。何かの際に役に立つ?…かもしれない西についての雑学スタートです!

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1.これは知らなかった!西の語源

いわずもがな方角を表す単語の“西”。その言葉の成り立ちにはやはり太陽が関係していました。西とは太陽が沈む方向、すなわち“日が去(い)る方向”という意味の「去(い)にし」が変化したものだそう。「いにし」→「ぃにし」→「んにし」→「…にし」ってな感じでしょうか?言葉の響きがそのまま名前になるケースは多々ありますが、西もまさしくそのパターンだったんですね。ちなみに西の反対の“東”は“日が昇る方角”である「日向(ひむ)かし」の響きからきているそうですよ。

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2.西は縁起が悪い方角!?んなこたない!

西は太陽が沈む方角ということから“衰退”や“滅亡”を連想させ、古来マイナスのイメージを持たれることが多いのも事実。しかし中国の風水では、西は「金の方位」とされていて金運や恋愛運を司るとされています。ギャンブルに挑戦するのであれば、住んでいる家より西の場所で勝負するのがおすすめ。また、ここ一番のデートの際は西にあるデートスポットを選ぶと良いでしょう。ちなみに金運を高めたい場合は黄色いものを、恋愛運を高めたい場合はピンク色のものを身に着けると良いとされています。

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3.五行説では百獣の王の方角

東の「青龍」、西の「白虎」、南の「朱雀」、北の「玄武」というように、中国の神話では四方を霊獣が守っているとされています。なかでも白虎は青龍、朱雀、玄武の四神の中で最も高齢という説もあり、特別視されることも。また、中国では虎はライオンを抑えて最強の生物という認識なので、大陸では西という方角に特別な感情があるのかもしれませんね。
日本にもこの白虎にゆかりのある土地があります。それが東京都港区にある虎ノ門。その昔、江戸城の西に建てられた城門を白虎にちなんで「虎ノ門」と名付けたことが由来です。日本を代表するオフィス街も意外なところで西が関係していたんですね。

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4.西に行くと処刑される!?

西について調べていく中で興味深いものがありました。それが英語の「GO WEST」の訳の候補にあがる「死ぬ」「駄目になる」という意訳。そのままストレートに訳せば「西に行く」ですが、物騒な意訳が残るのにはある理由があるようです。
時は19世紀のイギリス。ロンドンの西部、タイバーンという村にはかつて公開処刑場があったそう。「GO WEST」とは、盗人たちの間で使われていた一種のスラングで、「西に行く」=「タイバーンに連れていかれる」=「処刑」という意味の派生が今に残っていると考えられています(※太陽が沈む方角から死を連想させるからという説もあり)。この意訳はあまり知らない人も多いのではないでしょうか。

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5.西山さん、西田さん、西川さん…苗字は“西”勢が多数派?

苗字に東西南北が入っている人は多いと思いますが、四方の中で多いとされているのが“西〇〇”さんだと言われています。確かに東村、西村、南村、北村さんの中では西村さんが多い印象ですし、東田、西田、南田、北田さんの中では西田さんがダントツで多いです。他の方角系苗字でも、おおむね“西”が付く姓が多いのではないでしょうか。
姓氏研究家である森岡浩氏の著書『名字でわかるあなたのルーツ』によれば、苗字に“西”が多いのは中世の農村の成り立ちに由来があるのだそう。かいつまんで説明すると、当時の村社会では半士半農*の身分が多く、領土防衛の観点から領主の西側の土地に住むことが多かったことが理由だそうです。同じ理由で領主の北側に住む人も少なからずいたことから“北”にちなんだ姓も西に次いで多い傾向があるんですって。
*武士の身分だが年のほとんどは農民として暮らしている人

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6.日本の最西端はコト―なあの島

日本の最西端の国土といえば、沖縄本島からはるか西の海に浮かぶ与那国島(よなぐにじま)です。へき地医療をテーマにしたテレビドラマの影響で知っている人も多いのではないでしょうか。東京からは直線距離にして約1,900kmもあり、一番近い石垣島ですら約127kmも離れています。逆に台湾までの距離は111kmで外国の方が近いことから「国境の島」とも呼ばれています。
八重山の伝統的な家屋が残る町並みや、大海原を見渡す東崎(あがりざき)の丘で草をはむ与那国馬たちの姿など、実に牧歌的な時間が流れる与那国島。このコロナ禍が落ち着いたらぜひ訪れてみたいものです。

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西にまつわるエトセトラ、いかがでしたでしょうか。ウンチク披露のネタとしては少し眠たい内容でしたが、少しでも「へぇ~」と思っていただけたらと思います。ちなみに、五行説の項目で触れた白虎が司る季節は“秋”だそう。西の日は2月4日ですが…バリバリの真冬ですね!!

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