晴れた日に空を見上げれば、もくもくした入道雲が! 暑~いニッポンの夏がもうすぐやってきますね。みなさんはもう夏のレジャー計画を立てましたか? 少しでも涼しいところへ、と東北への旅行を考えている方もいるかもしれませんね。
夏の東北は見どころがたくさん! 特に「夏祭り」は外せないですよね。“東北三大夏祭り”として有名な「青森ねぶた祭」「秋田竿燈まつり」「仙台七夕まつり」は、ご存じの方も多いと思いますが、東北には他にも個性豊かで迫力ある夏まつりがたくさんあるんですよ。今回は中でもオススメの4つをご紹介しましょう。
盛岡さんさ踊り/岩手県盛岡市
盛岡さんさ踊りは、「サッコラ~チョイワヤッセ~」のかけ声と笛太鼓の音に合わせ、舞い踊りながらパレードするお祭り。同時に演奏する和太鼓の数が世界一、ということでギネス世界記録にも登録されました。
盛岡さんさ踊りの 起源は、かつて三ツ石神社の神様が人々の願いを聞き入れ悪い鬼を退治、喜んだ人々が「さんささんさ」と神社境内にある三ツ石のまわりを踊ったのが始まりなんですって。“二度と悪さをしない”誓いとして、鬼が三ツ石に手形を押したこと(=岩に手形)から「岩手」の名が生まれたとか。
平和がもたらされた喜びの舞い、一緒に踊ればさらにハッピーになれそうです!
盛岡さんさ踊り
■開催地 岩手県盛岡市中央通り
■開催日時 8月1日~4日 18:00~21:00
■天候など諸事情によって条件が変わることがありますので、詳しくは盛岡さんさ踊りオフィシャルサイトをご確認ください
山形花笠まつり/山形県山形市
「ヤッショ!マカショ!」の威勢のいいかけ声と、小気味よく響き渡る花笠太鼓の音色、そして艶やかな衣装をまとった踊り手たちの躍動感あふれる踊り。山形花笠まつりは3日間で約1万4000人が舞い踊る大迫力のお祭りです。べにばなの飾りつきの花笠が揺れ、約1.2kmのメインストリートは華やかな色に染まります。多彩な踊りもまた魅力で、踊りやすく華麗な「薫風最上川」、勇壮で力強い「蔵王暁光(ぎょうこう)」、花笠踊り発祥の尾花沢地方の踊りはダイナミックな笠回しが特徴です。もう、見ているだけじゃもったいない! 飛び入りOKのコーナーに参加しちゃいましょう♪
山形花笠まつり
■開催地 山形県山形市 十日町~本町七日町通り~文翔館
■開催日時 8月5日~7日 18:00~21:30
■天候など諸事情によって条件が変わることがありますので、詳しくは山形花笠まつりオフィシャルサイトをご確認ください
福島わらじまつり/福島県福島市
福島わらじまつりは、人々が巨大なわらじとともに、太鼓隊の生演奏に合わせてわらじ音頭を踊りながら市内をめぐるお祭りです。今年わらじまつり開催50回を機に、わらじ音頭は福島市民になじみ深い「福島音頭」のリズムを取り入れたものに生まれ変わり、衣装や踊りも一新されるそう! わらじまつりに参加したことがある方も楽しみですね♪
わらじまつりは江戸時代から続く「信夫三山暁まいり」に由来し、2月に羽黒神社に奉納された大わらじの対となる大わらじを奉納することで合わせて一足になり、より一層の健脚を願うのだとか。福島の珍しいお祭りに参加して、脚の健康も手に入れましょう♪
福島わらじまつり
■開催地 福島県福島市 信夫通り、羽黒神社、街なか広場
■開催日時 8月2日~4日 ※時間未定
■天候など諸事情によって条件が変わることがありますので、詳しくは福島わらじまつりオフィシャルサイトをご確認ください
能代七夕「天空の不夜城」/秋田県能代市
高らかに響く太鼓と笛の音、“田楽”なる灯籠を頭に乗せた子どもたち、城郭を模った巨大灯籠……知る人ぞ知る能代七夕は、実に美しく風情があります。
巨大灯篭といえば「青森ねぶた祭り」が有名ですが、能代七夕は城郭型が特徴。千年以上の歴史の中で灯篭の大きさには変遷があり、2012(平成24)年に電線が地中化したことで巨大灯篭が復活しました。高さ17.6mの「嘉六(かろく)」と高さ24.1mの「愛季(ちかすえ)」は、描かれているモチーフも色合いも異なる城郭型巨大灯篭。闇夜に浮かび上がる豪華絢爛なその姿は、「天空の不夜城」の名前通りの優雅さですよ。
能代七夕「天空の不夜城」
■開催地 秋田県能代市 市役所~通町
■開催日時 8月3日~4日 18:00~21:00
■天候など諸事情によって条件が変わることがありますので、詳しくは能代七夕「天空の不夜城」オフィシャルサイトをご確認ください