先週末の3連休には東京で雪が降りましたが、今日の関東地方は厳しい寒さから解放され、気温が10度を超えましたね。でも、気温が寒い日には体を温める食事が恋しくなります。
冬の献立に、ホカホカの炊き込みご飯はいかがでしょう。皆さんは、世界3大炊き込みご飯をご存じですか? それは、スペインのパエリヤ、日本の松茸ご飯、インドのビリヤニです。今日はその中から、最近注目されている「ビリヤニ」をご紹介します。
世界3大炊き込みご飯を知っていますか?
世界3大炊き込みご飯と言われているのは、
●スペインのパエリア
●日本の松茸ご飯
●インドのビリヤニです。
パエリアと松茸ご飯は、食べたことがある人も多いと思いますが、ここで簡単にご説明しましょう。
●パエリア
スペイン東部バレンシア地方発祥の炊き込みご飯。米を野菜・魚介類・肉類などの食材とともにスープとサフランを加えて炊き込みます。「パエリア」とは、バレンシア語で「フライパイン」を意味し、平底の浅くて丸いフライパンで調理するのも特徴です。
●松茸ご飯
その名の通り、秋の味覚・松茸をぜいたくに使った炊き込みご飯のこと。下ごしらえした松茸を、だし汁とともに炊き上げます。香り豊かな炊き込みご飯です。
注目度大!ビリヤニってどんな料理?
それではビリヤニついてご紹介しましょう!
ビリヤニは、インドやその周辺の国で食べられているスパイスと肉の炊き込みご飯で、お祝いの席や屋台などでも食べられる国民食です。
日本ビリヤニ協会が定めるビリヤニの定義は……
・インドの高級米「バスマティ」を使用する
・フライパンで炒めず、「パッキ、カッチ、生米」のいずれかの作り方を用いる
・2種類以上のスパイスを使用する
・イスラムの教えに従い、豚肉以外を使用する
主に使用するのは、以下の食材です。
・スパイス……クミン、コリアンダー、ターメリック、シナモン、クローブ、カルダモン、にんにく、しょうが、たまねぎなど
・肉もしくは魚……チキン、マトン、牛肉など、豚肉以外の肉
・飾り用……スライドオニオン、レーズン、サフラン、カシューナッツなど
作り方は大きく分けて3通りあります。
●パッキ
グレービー(カレー)を作り、その上に半分ゆでたお米を乗せ、グレービー→お米の順で層を作り、蒸し上げる。
●カッチ
肉をスパイスとヨーグルトに一晩浸ける。それを鍋底に敷き、その上に半分炊いたお米を乗せて、1時間ほど火にかける。
●生米(ヒンドゥー式)
水分の多いグレービーに洗米を投入し、炊き上げる。
炊き上がったご飯に、「ライタ」と呼ばれるヨーグルトをかけて食べます。
── スパイスの効いたビリヤニを食べると体が温まります。
最近は、ビリヤニを提供する店も増えてきたようですので、メニューにあれば、ぜひ食してみてください。
参考HP/日本ビリヤニ協会オフィシャルサイト