子どもたちの夏休みも残りわずか! もちろん宿題はもう終わりましたよね(笑)。
お母さんにとって夏休み期間中は、食事の支度や洗濯物で大忙しですが、そんなお母さんのために、今日は旬の夏野菜ズッキーニをご紹介しましょう。
最近スーパーなどでも見かけるズッキーニですが、旬は6~9月で今が最盛期! とはいえ、気になっているけれど、調理したことがないというお母さんも多いのではないでしょうか? 一体ズッキーニとはどんな野菜で、どんな食べ方があるのでしょう?
ズッキーニは、何の仲間?
ズッキーニの原産国は、アメリカ南部やメキシコですが、イタリアやフランスなどヨーロッパでも大人気の野菜です。その見た目からキュウリやナスの一種と思われがちですが、実はカボチャの仲間。ウリ科カボチャ属の一年生の果菜で、果実と花が食材として用いられます。
果実は開花して4~5日後の未熟果を食べます。ポピュラーな緑色種のほか、黄色種、濃緑のブラック種、薄黄緑種などがありますが、色による味の違いはほとんどありません。ただ、黄色種は皮も種も柔らかく、生食に向いているとも言われています。サラダのワンポイントにおススメです。
花は「花ズッキーニ」と呼ばれ、花心を取った状態で、揚げたり蒸したりして食べます。
ズッキーニって、どんな栄養があるの?
味が淡白なズッキーニですが、どんな栄養があるのか気になりますね。
ズッキーニに含まれる主な栄養素は以下の通り。見た目が似ている「キュウリ」に近いイメージです。
カリウム
体内のナトリウムバランスを整える効果に期待。高血圧予防、むくみ予防・改善に期待が持てます。
カロテン
体内でビタミンAに変わるカロテンは、免疫機能のサポート、風邪予防に期待が持てます。
ビタミン類
ビタミンCやEが豊富なため美肌効果に期待が持てます。夏の紫外線ダメージで疲れたお肌にぜひ!
水分が多いズッキーニはカロリーが低く、また、食物繊維も適度に含まれており、ダイエットにも有効な食材と考えられています。美肌効果にも期待が持て、女性にうれしい野菜といえそうですね。
次に、ズッキーニってどうやって食べたらいいの?
最後に、最も気になる調理法についてご紹介します。
オリーブオイルなど油との相性がよく、一緒に摂取することでカロテンの吸収率がアップします。調理法は見た目が似ている「ナス」のように扱うのがポイントです。
【下ごしらえ】
基本的に下ごしらえは不要ですが、食べる大きさにカットして塩を振り、20~30分ほど置くと、余分なアクを取り除くことができます。軽くゆでて氷水に取ってから調理してもOK!
●炒める・焼く
多めの油を高温で熱し、皮目から焼き付ける。中をくり抜いて肉詰めにしても美味!
●揚げる
170度の高温で揚げる。素揚げ、天ぷらやフリットに。厚切りだとふっくら、薄切りだとパリパリの野菜チップスとして食べられる。
●煮込む
厚めに輪切りし、トマトで煮込む。みそ汁の具にしても美味!
●生で食べる
ピーラーやスライサーで薄切りにし、サラダに。酢漬けや塩漬けもGOOD。
── クセが少なく、ほんのり甘いズッキーニはどんな料理にも合います。スーパーで見かけたら、ぜひ手に取ってみてくださいね。