4月なのに30度の夏日を記録するなど、早くも暑い夏の予感が……。今年は例年より早くホタル観賞ができるかもしれませんね。というのも、ホタルは気温が20度以上にならないと光を放たないと言われているからです。関東では例年早いところで5月中旬頃から観られますが、今年はそろそろホタル狩りの計画を立てた方がいいかも!?
一時は 都市化が進み自然環境が減ったことで“珍しいもの”となっていたホタルも、各地の様々な取り組みによって再び多くのスポットで観賞できるようになりました。記事を参考に、ぜひ風流な「ホタル狩り」を楽しんでくださいね!
厳島湿生公園/神奈川県足柄下郡
厳島湿生公園はキレイな湧き水が出る湿地帯を守るため整備した公園です。地元で「弁天様」と親しまれている厳島神社を中心に散策道が設けられた湿原には、5月中旬からゲンジボタルが、6月下旬からヘイケボタルが飛び交います。
5月26日(土)、27日(日)には「竹灯篭の夕べ」というイベントを開催。3000本の竹灯篭とホタルの幽玄な情景は、なかなか他では見られないもの。ぜひ足を運んでみてくださいね!
厳島湿生公園
■所在地 神奈川県足柄上郡中井町井ノ口1310
■アクセス 【電車】JR東海道線「二宮」駅もしくは小田急小田原線「秦野」駅よりバスにて「北窪入口」停下車、徒歩3分
■ホタルの見頃 5月上旬~7月中旬
■料金 無料
■詳しくは神奈川県中井町オフィシャルサイトをご確認ください
白浜フラワーパーク/千葉県南房総市
「白浜フラワーパーク」では室内に放流されたゲンジボタルを観賞できますが、同時に「ウミホタル」も見られるのはここだけではないでしょうか? 東京湾アクアラインのパーキングエリア名としておなじみのウミホタルですが、実はミジンコの仲間。びっくりした時や相手を威嚇するときにおでこから青く光る液を出します。
ガイド付きホタル観賞会「南房総蛍ファンタジア~里のホタル・海のホタル特別観賞会」では、大ドーム温室でゲンジボタルの乱舞を、特設コーナーでウミホタルの発光パフォーマンスを観賞できます。パーク内には足湯エリアや屋台も! 夏を先取りしてお祭り気分を味わいましょう♪
白浜フラワーパーク
■所在地 千葉県南房総市白浜町根本1454-37
■アクセス 【電車】JR内房線「館山」駅よりバスにて「白浜フラワーパーク前」停下車 【車】富津館山道路「富浦IC」より国道127号、410号経由で約25分
■ホタルの見頃 5月18日(金)~6月24日(日) ※金・土・日の20~21時
■料金 500円(中学生以上)
■詳しくは白浜フラワーパークオフィシャルサイトをご確認ください
昭和の森車屋/東京都昭島市
「昭和の森車屋」は数寄屋造りの趣ある日本料理店。池が配された広々とした庭園にはヘイケボタルが生息しており、初夏には灯りが落とされた縁側で庭園を優雅に舞うホタルを観賞できます。店内の特別観賞室からホタル狩りを楽しむ「蛍の夕べ」というイベントも開催しますので、オフィシャルサイトをチェックしてみてくださいね。
旬の食材が存分に活かされた見目麗しい料理とともに、儚くほの明るいホタルの光を味わうなんて、とっても贅沢ですよね! ぜひ特別な日に訪れたいホタル観賞スポットです。
昭和の森車屋
■所在地 東京都昭島市昭和の森フォレスト・イン昭和館1F
■アクセス 【電車】JR青梅線「昭島」駅より徒歩7分 【車】中央自動車道「八王子IC」より約20分
■ホタルの見頃 7月中旬~下旬
■料金 食事代のみ
■詳しくは昭和の森車屋オフィシャルサイトをご確認ください
月夜野ホタルの里/群馬県利根郡
群馬県みなかみ町は関東有数のホタル生息地。中でも「月夜野ホタルの里」の約2キロメートルの遊歩道は、例年6月中旬から7月中旬までの間にゲンジボタルやヘイケボタルだけでなくヒメボタル、クロマドボタルなどの希少品種も観察できるんですよ。なんとピーク時には一晩で約800匹のホタルが乱舞し、それはそれは幻想的な光景が広がります。
懐中電灯やカメラのフラッシュは厳禁ですので、持ち帰れない美しい光景をしっかり目に焼き付けてくださいね! 例年6月下旬に「月夜野ホタル観賞の夕べ」と題したイベントも開催しますので詳しくはオフィシャルサイトをご確認ください。
月夜野ホタルの里
■所在地 群馬県利根郡みなかみ町月夜野
■アクセス 【電車】JR「上毛高原」駅より徒歩5分 【車】関越道「月夜野IC」より約10分
■ホタルの見頃 6月中旬~7月中旬
■料金 無料
■詳しくはみなかみ町観光協会オフィシャルサイトをご確認ください