日本の秋を彩る「紅葉」。赤や黄に色づく紅葉の風景は、日本ならではといえるでしょう。
今回は、吊り橋から紅葉の絶景が楽しめるスポットの【西日本編】をご紹介します。
吊り橋から見るスリリングな絶景は、きっと忘れがたい素敵な思い出になるはず。
tenki.jpが発信している各地の紅葉情報を参考に、紅葉狩りの予定を立ててみてくださいね。
ほしだ園地 星のブランコ(大阪府交野市)
大阪府民の森「ほしだ園地」にある人気の吊り橋「星のブランコ」。橋の長さ280メートル、最高地上高50メートル、日本でもトップクラスを誇る吊り橋から見る絶景は圧巻! 森の中にあるため、周囲の山々が紅葉する秋には、360度の赤や黄のじゅうたんが広がります。自然豊かな園地内にはさまざまなハイキングコースがあり、適度なアップダウンもありますのでスニーカー着用をオススメします。また、土日祝は大変混雑しますので、なるべく公共交通機関を利用するか、車で行く場合は早めにお出かけくださいね。
ほしだ園地 星のブランコ
●アクセス/【車】国道1号線もしくは国道163号線~国道168号線
【電車】京阪電車交野線「私市駅」下車、ハイキングコース(環状自然歩道、かわぞいの道)を徒歩約40分。土日のみ、京阪電車交野線「私市駅」から「星のブランコ」間、京阪バスあり
●通行時間/9:30~16:30
※休園日など、詳しくは公式HPをご確認ください
祖谷のかずら橋(徳島県三好市)
秋は紅葉に染まる、徳島の秘境「祖谷」にある「祖谷のかずら橋」は、重さ約5トンにもなる「シラクチカズラ」を編み連ねてつくられており、長さ45メートル、幅2メートル、水面上14メートル、国の重要有形民俗文化財にも指定されています。
かずら橋の由来は、祖谷に巡行された弘法大師が、困っている村人のためにつくったという説や、追っ手から逃れる平家の落人(おちゅうど)たちが、橋を簡単に切り落とせるようにシラクチカズラでつくったなどの説があります。そのため橋は、想像以上に揺れを感じスリル満点! 45メートルの長さがとても長く感じることでしょう。
毎晩19:00~21:30の間ライトアップされる橋は、昼間とはまた違った光景で幻想的ですよ!
祖谷のかずら橋
●アクセス/【車】徳島自動車道「井川池田IC」から約1時間
【電車】JR「大歩危駅」から四国交通バス「かずら橋バス停」下車、徒歩5分
●通行時間/日の出~日没
●渡橋料金/大人550円、小学生350円
※詳しくは公式HPをご確認ください
九重“夢”大吊橋(大分県玖珠郡)
天空の散歩道の名にふさわしく、長さ390メートル、幅1.5メートル、高さ173メートルと歩道専用の吊橋として日本一の高さを誇る「九重“夢”大吊橋」。見どころは、吊橋上流に広がる日本の滝百選にも選ばれた「震動の滝・雄滝」や、「雌滝」の壮大な景観です。標高777メートル地点から見る九酔渓(きゅうすいけい)、鳴子川渓谷の雄大な360度の大パノラマは見ごたえがあります。
施設内にある物産直売所「天空館」では、パテにおおいた豊後牛や九重“夢”ポークなど地産の素材を使用した「九重“夢”バーガー」がイチオシです!
九重”夢”大吊橋
●アクセス/【車】大分自動車道「九重IC」から約25分
【バス】JR「豊後中村駅」からバスで約25分
10月14日~11月30日は、「九重IC」~「牧の戸」間、紅葉無料シャトルバスあり
●営業時間/8:30~17:00(7月~10月8:30~18:00)
●入場料/中学生以上500円、小学生200円、小学生未満は無料
※詳しくは公式HPをご確認ください
梅の木轟公園吊橋(熊本県八代市)
長さ116メートル、高さ55メートル、上下の補助ロープや支柱を使わない方式の橋で、長い間幻の滝とされていた「梅の木轟の滝」へ渡るためにつくられました。深い渓谷に白いリボンを張り渡したように架かる橋が、四季折々に変わる周辺の景観と見事にマッチしています。橋には支柱などの視界をさえぎるものがないため、存分に素晴らしい景色を楽しむことができます。吊り橋を渡って遊歩道を10分ほど歩くと、落差38メートルの「梅の木轟の滝」がありますので、ぜひ間近で観瀑し、マイナスイオンをたっぷり浴びてくださいね。
梅の木轟公園吊橋
●アクセス/【車】九州自動車道「松橋IC」から約1時間
【電車】JR「有佐駅」から車で約1時間10分
※詳しくは公式HPをご確認ください