本日、9月1日は「防災の日」です。今年7月の九州北部豪雨では、福岡県朝倉市の多い所で12時間に800㎜を超える記録的な豪雨となり、大規模な土砂災害で甚大な被害が発生しました。近年、短時間に多くの雨が降る回数が増えています。秋雨や台風などによる雨が増えるシーズンに入る前に、防災意識を高め、自宅の備えを見直しましょう。
大雨・台風に備えて
今いる場所にどんな種類の災害リスクがあるのか知るためには、ハザードマップを確認することが重要です。ハザードマップを日頃から確認し、もしものとき早めに避難行動がとれるようにしておきましょう。また、ハザードマップで色が塗られていない地域でも、地下室やアンダーパス等の低い土地では、浸水が生じる可能性があるので注意しましょう。
アプリ「わが家の防災ナビ」では、河川洪水や土砂災害のハザードマップを確認することもできます。この機会に改めて、自宅や職場の災害リスクを確認してみましょう。
1時間に50mm以上の雨が降ると内水氾濫が発生する可能性があります。「山などの急な斜面、河川、用水路、アンダーパス、地下街」は特に危険ですので、早めに避難所や近所の頑丈な建物へ避難してください。また、屋外への避難が危険な場合は、「斜面とは反対側の2階以上の部屋」へ移動してください。
強風・暴風に備えて
強風・暴風対策として自宅でできる備えがいくつかあります。また、気象情報をこまめに確認するようにし、強風注意報や暴風警報などが発表された場合は、なるべく屋内で過ごすようにしましょう。
【自宅の備えポイント】
① 物干し竿や鉢植えは飛散した場合、自宅だけではなく近所の家に被害が発生するおそれがあるので、片づけましょう。
② 雨戸がない窓は、万が一割れた時に備えてカーテンを閉めたり、飛散防止フィルムを貼りましょう。
備蓄のススメ
一般的に『備蓄』と聞くと、地震対策のように感じる方も多いかもしれません。しかし、予知が難しい地震に対し、ある程度予測が可能である、大雨・台風などの影響により発生する土砂災害や河川の氾濫などの対策にも備蓄は非常に有効です。
いざという時に自分や家族を守るため、普段から備えておくことはとても重要です。「トクする!防災」プロジェクトでは、何をどう備蓄すればいいのかについてまとめた『備蓄のススメ』動画を公開しています。
また、チェックシート付きの『備蓄のススメ』リーフレットもダウンロードできるようになっているので、印刷して日頃から見えるところに貼り、備えを進める参考にしてみてください。
本日9月1日に、大雨・台風への対策を見直し、自宅での備えを確認してみましょう。
この機会に、家族でいざというときの持ち物や集合場所なども確認するようにしましょう。