いま、夏のスキー場が注目を集めています。ゆりやラベンダーといったお花畑に、高原リゾートを生かしたアクティビティ体験。人工マットを使ったスキー&スノーボード体験ができるところも。そして、雲海テラスから始まった「〇〇〇テラス」ブームも到来。そう、夏こそ、スキー場がおもしろいんです!(スキー場の夏営業について、2回にわけてご紹介していきます)
【1】いま話題の「〇〇〇テラス」って?
北海道を代表する滞在型リゾート、星野リゾート トマムが2006年に営業を開始したのが「雲海テラス」。ゴンドラで標高1,088mの山頂駅まで一気にあがると、せり出したテラスがあり、そこから壮大な雲海を見渡すことができます(雲海遭遇率は約40% ※星野リゾート トマム公表)。
「雲海テラス」の魅力は、ダイナミックな雲海だけではありません。昨年は雲の上を歩くような感覚を味わえる「クラウドウォーク」、今年は約200人が座れる、等高線をイメージした巨大ベンチ「コンツアーベンチ」、さらには、ふかふかな雲の上に浮かぶような体験ができる「クラウドプール」を新たに登場させるなど、常に進化を続けている点も人気の秘訣です。昨今の「〇〇〇テラス」ブームの牽引役であることは間違いありません。
■まだまだある!話題の〇〇〇テラス
同じく北海道にあるルスツリゾート「羊蹄パノラマテラス」は、その名の通り、蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山を一望できる絶景ポイント。天気のいい日には洞爺湖や太平洋まで見渡せる大眺望が魅力です。
2015年にオープンしたのが、長野県にある竜王マウンテンパーク「SORA terrace」。世界最大級166人乗りロープウェイで一気に1,770mの山頂へ。こちらは夕方に遭遇確率がグンと上がる雲海がとても幻想的です。
2016年にオープンしたタングラム斑尾「野尻湖テラス」も長野県。眼下にはナウマンゾウの化石を発掘したことで知られる野尻湖、さらには2,000m級の山々が連なる北信五岳(ほくしんごがく)のうち、飯縄山、戸隠山、黒姫山が一望できます。
最後は、滋賀県のびわ湖バレイ「びわ湖テラス」。日本最大の琵琶湖のすべてが見渡せる360度の大パノラマに、上質感のあるウッドデッキのカフェ「CAFE360」。そして、開放感あふれる扇状のデッキが特徴的です。
【2】ターザン体験ができるアスレチック
木から木へとロープを使って飛び移っていく、あのターザンのような体験が、いまは安全にできちゃうんです。新潟県にある湯沢中里スキー場の「フォレストアドベンチャー・湯沢中里」はスキー場内の森を活用したアスレチックコース。地上15mの高さから155mもの長さを一気に滑り降りていくジップスライドが人気です。
今年は身長110cmから挑戦できる「キャノピーコース」が新登場。自分で器具を操作することのない、より安全性が確保されたコンティニュービレイシステムを採用しているので、小学3年生以上は子供だけでの利用も可能です。
■まだまだある!ターザン体験が楽しいアスレチック
北海道は富良野スキー場にある「ツリーアドベンチャー富良野」は、ホテルすぐ目の前の林を活用したツリートレッキングコース。木から木へと張り巡らされたワイヤーロープを使って、全19ステージ、総延長距離250mのコースを楽しむことができます。
長野県の軽井沢プリンスホテルスキー場にあるのが「ZIPLINE ADVENTURE軽井沢」。全6コース(練習コースを含まず)で、総延長距離はなんと615m! 130mを超える本格的なフライト体験も可能です。
群馬県の水上高原スキーリゾート「水上高原フォレストジップライン」の特徴は、ワイヤーロープで森の中を一気に滑り降りる、スライド系アイテムだけでレイアウトされている点。最長210m、全長1,200mの空中散歩は圧巻です!
最後は、長野県の白馬コルチナスキー場「コルチナ・アドベンチャーランド」。綱渡りや丸太一本橋など、20アイテムで構成されており、コースの〆は長さ100mのジップライン。今年は同エリア内に、クライミング体験ができる「コルチナ・クライムウォール」が新登場!