寒い冬の朝、ふと鏡を見るとなんだか顔がむくんでいて、憂鬱な気分になって人も多いはず。
さらに、仕事中はいていたブーツを家に帰ってから脱ごうとすると、「あれ?!脱げない!!」なんてこと、ありますよね。これは体のむくみが原因なのですが、夏は水分を摂取することで体がむくみやすいのですが、実は冬もむくみに悩んでいる人が多いと言われています。
そんな冬のむくみの原因と、解消法を知って、すっきりとした日々を過ごしましょう。
冬のむくみの原因を、最初に理解しよう
一年の中で寒い季節にむくみやすさを感じる人が多いと思います。
女性の場合は特に、ブーツの脱ぎ履きをする際、はっきりと「むくんでいるな〜」と感じることってありますよね。
実は、むくみは血管の外の組織に余分な水分が溜まって起こるとされています。
例えば、朝起きるて鏡を見た時に顔のむくみが気になる人も多いと思います。また、夕方以降に下半身のむくみが気になるのは、余分な水分が下へ下へと下がっていくため。むくみの原因としてよくあげられるのが、食事の際に塩分の多い食べ物を摂取しすぎることや、水分の摂り過ぎが原因ということはよく知られています。
しかし、この時季は、冬特有の行動でさらなる原因も加わってしまいます。例えば、下記のような原因からむくみやすくなるともいわれています。
【冬のむくみの原因】寒さから外出する機会も減り、運動不足になりがち
【冬のむくみの原因】体が冷えることで、代謝が下がる
【冬のむくみの原因】夏に比べて水分の摂取が少なくなっている
むくみの解消法(運動編)
むくみ解消法として、ウォーキングやジョギングなどが効果的とはわかっていても、外の寒さを考えるだけで、なんとなく気が重くなってしまうという人は、自宅で簡単にできるストレッチがいいかもしれません。
ふくらはぎの筋肉を刺激し、血液の循環をあげていく足のストレッチは、家でも会社でも時間のある時にできるので、ぜひトライしてみてください。
【つま先立ちストレッチ】
1・足を腰幅に開き、足を平行にして、つま先がまっすぐ向くようにして立ちます
2・上半身のバランスが崩れないように注意しながらかかとを持ち上げ、つま先立ちになります。バランスが取れない場合は、何かにつかまっても◯
3・つま先立ちが安定したら、かかとが床につくギリギリのところまで下ろします
この動作を繰り返します。姿勢が崩れずに行える回数を目標にしてやってみましょう。
【ふくらはぎのストレッチ】
1・片足を1歩前に出します
2・後ろ側にある足から、前へ出した足へと体重を移します。
この時、うしろ足の足裏が地面から離れないようにしましょう
3・体重を前足に十分にかけ、後ろ足のふくらはぎをストレッチします
左右それぞれに30秒くらい行いましょう
むくみの解消法(体を温める編)
気温が下がると体が冷え、血管の周辺の筋肉がかたくなることによって血流が悪くなります。
血液は、体の中の老廃物を体外への排出を促す役割を担っているのですが、その血流が悪くなることで、体の中に老廃物がたまっていくことにより、むくみが起きやすくなるのです。
【入浴】
体を温めるには、何よりゆっくりと入浴することが◎。入浴によって汗をかき、代謝アップを促進することでむくみはかなり解消されます。特に寒い季節は体が冷えて汗をかきにくいので、毎日の入浴で体内に滞った余分な水分を排出することも大事です。
むくみの解消法(食事編)
体を温める食材を摂ることで、冷え性改善にも役立ちますので、体の芯から体を温めてくれる冬が旬の代表食材である「ねぎ」や「根菜」などを積極的に食べるようにしましょう。
当然ながら冷たいものは避けて、温かい食べ物・飲み物を摂るようにすると尚よいでしょう。
さらに、もともと汗をかきにくい冬の状況なので、できるだけ塩分には気をつけたいもの。男性であれば、「外食がち」「インスタント食品などを食べることが多い」という人は、塩分を知らず知らずのうちに摂取しているので気をつけたいところです。体のためにも、健康を維持するためにも、塩分をできるだけ取りすぎないことが大事なのです。
そうは言っても、食生活はなかなか変えられなくてという人であれば、塩分を排出しやすいカリウムを多く含んだ下記の食材を、うまく摂取するとよりよいでしょう。食事の中にうまく取り入れてみてはいかがでしょうか。
【カリウムを多く含んだ食材】
野菜:ほうれん草、春菊、かぼちゃ、ごぼう、にんじん
芋類:さといも、さつまいも、じゃがいも
豆類:納豆、枝豆
海草類:こんぶ、わかめ
── 根を詰めてPCと向き合っていて、気づいたら数時間経っていた……
── 塩気の多いお菓子を食べ始めたら手が止まらない……
── 立ちっぱなしの状態が一日続いた
── ストレスや疲れで、体の中が停滞してしまったようで、全身が重い
── ずっと車を運転していて、体全体が固まってしまったような感じ
── 寒いところに長時間いて、体が疲弊している
こうしたことに心当たりがある方……。むくみは「体の悲鳴」と考えて、すぐに対処法をとってくださいね。