
関東はしばらく猛烈な暑さが続きそう。27日(水)の最高気温は熊谷で38℃など、体温超えの危険な暑さ。週末からは再び、最高気温35℃以上の猛暑日地点が増える予想。新学期は熱中症にいっそう警戒を。
●暖かい空気の流れ込みが続く
関東は今日25日(月)も強い日差しが照りつけて、気温がグングン上がりました。最高気温は東京都心で36.3℃と、8日連続の猛暑日。8月の連続猛暑日日数を更新しました。群馬県桐生市では、前日より2℃ほど低くなったものの、37.3℃と危険な暑さです。明日26日(火)以降も猛烈な暑さが続くでしょう。
28日(木)は前線の影響で広い範囲で雨が降りますが、曇りや雨でも気温の高い状態が続きます。前線が通過すると秋の空気に入れ替わって、少しは涼しさを感じられる時期ですが、今年はいったん猛暑が落ち着く程度です。高気圧の勢力が強いことや、暖かく湿った空気が流れ込みやすいなどの要因もあり、暑さに終わりが見えません。
●27日は38℃予想の所も 週末から再び猛暑
この先1週間、関東で最高気温35℃以上の猛暑日地点が増えるのは、27日(水)と30日(土)から9月1日(月)にかけてとなりそうです。
27日(水)の最高気温は、埼玉県の熊谷や群馬県の桐生などで38℃と、体温を超える暑さになるでしょう。前橋や宇都宮、水戸は37℃、東京都心と横浜などで36℃の予想です。
30日(土)からは、関東のアメダスの約4~5割の地点で、猛暑日になるでしょう。9月1日(月)から新学期がスタートする学校が多いですが、体温並みの暑さの所もありそうです。夏休みとの生活リズムの違いや暑い中での活動などにより、熱中症にかかるリスクが高まります。少しの変化でも見逃さないよう、注意が必要です。
●9月に入っても暑さ収まらず
今日25日(月)、気象庁から高温に関する早期天候情報が発表されました。これは、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。
対象は沖縄から北海道のすべての地域で、8月31日(日)頃から平均気温が平年よりかなり高くなる予想です。関東甲信地方のかなりの高温の基準は、5日間平均気温平年差が+2.2℃以上となっています。
東京都心の平年は、9月はじめ(1日~5日)で最高気温が29.8℃、最低気温が22.4℃です。9月に入ってもしばらくは、最高気温が30℃以上の真夏日、寝苦しい夜が続くでしょう。無理をせずエアコンを使い、こまめに水分をとるなど、熱中症対策を心がけてください。