
明日(16日)の北海道付近は、高気圧に覆われ各地とも晴れるでしょう。南よりの暖かい空気が流れ込み、気温は平年より7℃前後高く、内陸を中心に真夏日となる所もあるでしょう。今年の札幌の真夏日日数は、統計開始以来すでに最も多い記録と並んでいますが、明日も真夏日となり、記録更新が見込まれています。
なお、天気の崩れは早く訪れ、明後日(17日)には広く雨となるでしょう。
●明日(16日)は晴れて気温上昇 札幌では101年ぶりの記録更新へ
今日(15日)は、広く気温が上昇し、札幌ではすでに真夏日となっています。今年の札幌の真夏日の日数は32回となっており、1876年の統計開始以来、1924年と並び最も多い記録となっています。明日(16日)は高気圧が北海道付近に張り出し、各地で晴れて真夏日となる所がありそうです。最高気温は29℃前後で、札幌や岩見沢、旭川、紋別、帯広などで32℃、北見は33℃の見込みです。明日は札幌の真夏日日数の記録を101年ぶりに更新することが見込まれています。
また、全道各地で強い日差しが降り注ぎ、紫外線も強まるため、外出の際は帽子や日傘、日焼け止めなどの紫外線対策をし、こまめな水分・塩分補給で熱中症にも十分注意してください。
明日は夜にかけても天気の崩れはなく、風も弱いでしょう。屋外での作業やレジャーにも適した一日となりますが、日中の暑さは厳しいため、特に日ざしの出ている時間帯は無理のない行動を心掛けてください。
●明後日(17日)は広く天気崩れる
明後日(17日)は気圧の谷が北海道付近を通過する見込みで、朝から広い範囲で雨となるでしょう。日本海側を中心に一時的に雨脚が強まり、雷を伴う所もありそうです。明後日一日の予想降水量は、日本海側や太平洋側西部で20~50ミリで、宗谷地方の一部では50~100ミリの見込みです。雷を伴って、一時的に降り方の強まる恐れもあるため、急な雨の強まりや落雷、突風など天気の急変に注意して下さい。
この時期は、普段運転をすることの少ない方でも運転される機会が多くなっていますが、雨が降る中での運転は、路面が滑りやすくなり、車のブレーキが効きづらくなる恐れがあります。スピードを控え、車間距離を十分に確保し、安全運転を心がかけて下さい。雨の降り方が急に強まり、一時的に視界が悪くなる恐れもあるため、最新の気象情報を確認して下さい。「黒い雲が近づいてきた」「雷の音が聞こえる」などの積乱雲が近づいてきたサインがあった際には、雨が急に強まる恐れがあります。その前に、迷わず運転を中止し、安全な場所に車を停め、安全の確保に努めてください。