
日本気象協会は「2025年のお盆後半(8月14日(木)~18日(月))の高速道路への気象影響予測」を発表しました。全国的に高気圧に覆われやすいものの、14日(木)から17日(日)にかけては太平洋側や内陸を中心に、17日(日)から18日(月)にかけては北日本の日本海側を中心に、一時的に雨が強まる可能性があります。
お盆休みのUターンラッシュなどで移動の多い時期ですが、車で移動される方は安全運転を心がけてください。
●お盆後半の高速道路への気象影響予測
日本気象協会は、2025年のお盆後半の天候による高速道路への気象影響予測を発表しました。
お盆後半は高気圧に覆われる日が多く、お盆前半のような災害級の大雨になる日はないでしょう。
一方、14日(木)から17日(日)にかけては各地で大気の状態が不安定になる予想です。九州南部、中国、四国では太平洋側、近畿、東海、関東甲信では内陸を中心に、一時的に局地的な雨の降るところもあるでしょう。
15日(金)午前と17日(日)午後から18日(月)にかけては、前線を伴った低気圧が通過する影響で、北日本の日本海側を中心に一時的に雨が強まる見込みです。
強風の予測はされていませんが、局地的な雨の際には突風等の急な横風でハンドルが取られるおそれがありますので、ご注意ください。
また、お盆前半の大雨で地盤が緩んでいる地域もあります。少しの雨でも土砂災害が発生するおそれがあります。土砂災害警戒情報や大雨警報の危険度分布を確認して、状況を常に把握するようにしましょう。
引き続き、余裕を持った移動や帰省を心がけてください。
●雨の日の運転注意ポイント
① スピードを落として、十分な車間距離を
雨で路面が濡れると、ブレーキが利きにくくなり、アクセルを踏んだ時やカーブするときにタイヤが滑りやすくなります。雨による速度制限がかかっているときにはスピードを落とし、前方の車との車間距離は十分に取るようにしましょう。
② 昼間でもヘッドライトを点灯する
雨が降っている日はフロントガラスに絶えず雨粒が落ちてくるため、視界不良になります。ワイパーを動かしていればある程度雨粒を取り除けますが、排水しきれないほどの大雨が降っているときは前方が見えにくくなりますし、大型車の跳ね上げる水しぶきに視界が奪われてしまうこともあります。
日差しが少ない分、周囲が暗く、見通しが悪くなるため、暗いと思ったら昼間でもヘッドライトを点灯させ、他の車に自車の存在をアピールしましょう。
③ 日ごろからのメンテナンスが大切
高速道路を運転する前は、ガソリンは十分か、タイヤの空気圧は適当か、タイヤの溝の深さは十分かなど、点検をしておくことが大切です。ワイパーの拭きスジや拭きムラなどがある場合は、ワイパーを交換し、雨の日の運転に備えるようにしましょう。