今日6日(水)は、東北と北陸では雨の範囲が次第に広がり、大雨となる所があるでしょう。おおむね晴れる関東以西も、所々で雨雲や雷雲が発達します。
●東北と北陸 雨の範囲が次第に広がる
今日6日(水)は、前線が日本海から延びてきます。
前線に近い東北と北陸では、すでに局地的に雨雲が発達しており、新潟市で1時間32.0ミリ(0時50分まで)など、激しい雨を観測した所もあります。
東北と北陸では、日中から夜にかけて雨の範囲が次第に広がるでしょう。たびたび雨脚が強まり、滝のような非常に激しい雨が降る所もありそうです。明日7日(木)も、雨が続くでしょう。
予想される雨の量は、いずれも多い所で
明日7日午前6時までの24時間で
東北地方:150ミリ
北陸地方:180ミリ
その後、明後日8日午前6時までの24時間で
東北地方:120ミリ
北陸地方:100ミリ です。
これまでの雨で地盤の緩んでいる所があるうえに、さらに雨の量が増加し、土砂災害の危険度が高まる恐れがあります。低い土地の浸水、河川の増水や氾濫にも警戒が必要です。
●晴れのエリアでも局地的に雷雲発達
関東から九州、沖縄は夏空が広がるでしょう。ただ、南から暖かく湿った空気が流れ込み、あちらこちらで雨雲が湧いてきます。
屋外のレジャーをご予定の方も多いと思いますが、念のため、急な雨への備えをなさってください。局地的には道路が冠水するような激しい降り方になるでしょう。川では、その場では晴れていても、上流で降った激しい雨によって水位が急に増す危険があります。周辺の空のようすにも気を配りつつ、無理のない行動を心がけてください。
上の図は、今日6日午後6時の発雷確率で、暖色に近いほうが、よりいっそう雷が鳴りやすい状況になることを示しています。関東の内陸や近畿北部を中心に、落雷や突風に注意が必要です。
