
今日(25日)の道内も全般に晴れて、内陸を中心に広い範囲で気温が上昇しました。今年一番の気温となっている所もあり、引き続き熱中症に警戒が必要です。明日(26日)は雨が降る影響もあって危険な暑さはいったん落ちつきますが、引き続き体調管理に十分に注意して下さい。
●今日(25日)は道央やオホーツク海側で引き続き熱中症に警戒
高気圧に覆われて広く晴れた今日(25日)の道内は、記録的な暑さとなった昨日(24日)に引き続いて気温が上昇しました。午後3時までの最高気温は、オホーツク海側の遠軽で37.2℃、北見で37.0℃など、道内で気温を観測しているアメダス(計174地点)の内、26地点で35℃に達する猛暑日に、137地点で30℃以上の真夏日となりました。また、札幌を含む35地点で今年一番の暑さとなり、岩見沢など4地点では統計開始以来、一年を通して最も高い気温の記録を更新(タイ記録2地点を含む)しました。
札幌圏を含む道央やオホーツク海側には熱中症警戒アラートが発表されており、道内は気温が著しく高く熱中症になりやすい危険な暑さとなっている所があります。冷房を適切に使用し、必要に応じて冷房を使用している施設へ避難する。時間を決めて水分や栄養を補給する。体調が悪そうだったり普段と顔色が違う人を見つけたら声掛けをするなどし、自分はもとより周りの人も熱中症にかからないような行動をとるようにしましょう。
●明日(26日)は天気が崩れ、道内は広く雨 危険な暑さはいったん落ち着く
明日(26日)は沿海州から低気圧が近づき、明後日(27日)にかけて北海道付近を通過する見込みです。この数日の間広く晴れた道内ですが、明日から明後日は曇り空となり、広く雨が降るでしょう。
危険な暑さが続いた中での雨となり、玄関先で行う打ち水のような効果によって今日より気温が下がることが期待されます。それでも内陸を中心に最高気温が30℃を超える真夏日となる所もある見込みで、全体的に蒸し暑く感じられそうです。気温の数値がここ数日より下がっても、平年よりは高い気温の状態が続きますので、熱中症への対策や食品の管理などに注意が必要です。
●明日(26日)から明後日(27日)は大雨にも注意を
なお、明日午後から明後日午前にかけての降水量は、低気圧の予想通過コースに近い道北や道央、オホーツク海側などの多い所では50mm前後のまとまった量となる地域があり、雨脚の強まる時間もありそうです。天気の急な変化や局地的な大雨による河川の増水などに注意して下さい。