今日17日も、あちらこちらで雷雨。特に東海から九州は雨雲が発達しやすく、非常に激しい雨が降るおそれ。道路が冠水するなど交通への影響も。東海を中心に、これまでの雨で地盤の緩んでいる所があり、土砂災害に警戒。
●東海以西を中心に雨雲・雷雲が発達しやすい
今日17日(木)も、日本付近には南から暖かく湿った空気が流入。沖縄の北大東空港で午前1時16分までの1時間に88.0ミリの猛烈な雨が降るなど、雨雲の発達しやすい状況が続いています。
朝から日中にかけても、あちらこちらで雨雲や雷雲が湧くでしょう。
北海道から関東甲信にかけてと沖縄では晴れ間もありますが、突然の強い雨や雷雨に注意が必要です。
東海と近畿、中国、四国、九州は雨が降ったりやんだりで、たびたび雨脚が強まるでしょう。道路が一気に冠水するような非常に激しい雨が降る所もありそうです。川や用水路などは、水位が急に増すおそれがあり、むやみに近づくことは大変危険です。また、太平洋側ほど雨の時間が長く、総雨量が多くなるでしょう。東海を中心に、これまでの大雨で地盤の緩んでいる所があり、今後の雨によって土砂災害の危険度が更に高まるおそれもあります。最新の気象情報に留意しつつ、無理のない行動を心がけてください。
●予想される雨の量
今日17日午前6時から明日18日午前6時までに予想される24時間降水量は
いずれも多い所で、
四国:250ミリ
東海:200ミリ
近畿:180ミリ
関東甲信:100ミリ
土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒が必要です。
●大雨の時に危険な場所
大雨の際は以下の点に注意が必要です。
① 河川や用水路には近づかないでください。普段は流れの遅い河川や用水路でも、大雨によって水かさが増したり、流れが速くなったりします。増水した用水路は道路との境目が分からなくなっていて、足を取られるおそれがあります。
② 運転の際は、アンダーパスなど低い道路は避けるようにしてください。低い道路には雨水が流れ込みやすいため、すぐに冠水してしまうおそれがあります。車が水没して故障したり、水圧によって、ドアが開かなくなったりして、車内に取り残されると、非常に危険です。無理をして通らず迂回するなどの対応をとってください。
③ 山などの急な斜面はいつ崩れるか分からないため、決して近づかず、斜面とは反対側に避難するようにしてください。土砂災害警戒情報や大雨警報の危険度分布を細かく確認して、状況を常に把握するようにしましょう。
④ 地下は浸水するおそれがあるため、雨漏りなど異変を感じたら地上に移動するようにしてください。地下では、危険を察知することが遅れてしまいがちです。こまめに気象情報を確認し、速やかに地上に移動できるようにしておきましょう。
