
関東地方の猛烈な暑さは、10日(木)~11日(金)頃にいったん和らぐでしょう。北から涼しい空気が流れ込んで、最高気温が30℃に届かない所も多くなりそうです。久しぶりの涼しさにホッとできそうです。
●梅雨らしい天気が戻って夏空は小休止
関東地方の猛烈な暑さは10日(木)~11日(金)頃に、いったん和らぐでしょう。
要因として、太平洋高気圧の張り出しが弱まること、不明瞭になっていた梅雨前線が東からのびてくること、冷涼な空気のオホーツク海高気圧が南に移動してくることが考えられます。
涼しい空気に覆われて、11日(金)は各地で最高気温が30度に届かず、東京都心では6月25日以来、およそ2週間ぶりに真夏日から解放されるでしょう。
13日(日)からは真夏日となる所が多くなりますが、35℃に迫るような猛烈な暑さとはならない見込みです。
●18日から猛暑と強烈な日差しが戻る
猛烈な暑さは18日(金)頃に戻って、強烈な日差しも再び照りつける見込みです。
19日(土)には内陸を中心に猛暑日になる所が多くなり、東京都心でも34℃くらいまで上がる日が続くでしょう。
体に堪える暑さとなりながら、未だ梅雨明けが発表されていない関東地方。来週末にはいよいよ本格的な夏が到来するかもしれません。
●暑さのぶり返しは熱中症リスクが急上昇
熱中症は、誰でも発症するおそれがあり、引き起こす条件は大きく3つ挙げられます。
1つめは気温や湿度、日差しの有無などによる「環境による条件」、2つめは高齢者や乳幼児、持病などの「体による条件」、3つめは長時間の運動や激しい運動、水分補給がしにくい状況などの「行動による条件」です。
18日(金)は猛暑がぶり返す見通しで、熱中症を引き起こす「環境による条件」の中の『急に暑くなった日』に該当するものと思われます。
熱中症の危険度が急激に高まりますので、引き続き対策を万全になさって下さい。