
今日8日(火)も、北海道から九州にかけて、最高気温が35℃以上の猛暑日が続出。内陸部では危険な暑さの所も。東京都心は35℃予想で、2日連続の猛暑日に。熱中症警戒アラートは28都道県に発表。屋内・屋外問わず、万全な熱中症対策を。
●北海道から九州まで猛暑日続出 内陸部で危険な暑さの所も
今日8日(火)は、高気圧に覆われて、全国的に晴れる見込みです。朝から強い日差しが照りつけて、気温がグングン上がるでしょう。ただ、午後は大気の状態が不安定となるため、東北南部から九州にかけて、所々で雨や雷雨がありそうです。天気の急変にご注意ください。
予想最高気温は、各地で平年を大幅に上回り、真夏並みの暑さが続くでしょう。北から南まで、35℃以上の猛暑日が続出。内陸部では、体温を超える危険な暑さの所もありそうです。
38℃予想:福岡県久留米市
37℃予想:さいたま市、佐賀市など
36℃予想:帯広市、盛岡市、甲府市、京都市、熊本市など
35℃予想:東京都心、名古屋市、岡山市、高松市、福岡市など
気温が著しく高く、熱中症のリスクが特に高まることを示す「熱中症警戒アラート」が、北海道から九州の28都道県に発表されていてます。東京都は3日連続です。屋内・屋外を問わず、のどが渇く前に、時間を決めてこまめに水分をとり、たくさん汗をかいたら、適度に塩分を補給しましょう。
いつでも、どこでも、誰でも、条件次第で熱中症になる可能性があります。連日の暑さで疲れが出やすくなっていますので、自分は大丈夫と思わず、万全な熱中症対策を行ってください。
●だれでも簡単! 脱水状態のチェック方法
熱中症の予備軍ともいえるのが「脱水状態」です。体の中で、水分が少なくなっているのを判断するには、次の2つの方法がおススメです。
1つめは、皮膚をつまみ上げて、脱水状態をチェックする方法です。手の甲の皮膚をつまみ上げた後、放してみましょう。もとに戻るのに、2秒以上かかれば、脱水状態になっている可能性があります。これは、高齢者が脱水しているかどうか、周りの人でも確認しやすい方法です。
2つめは、爪を押して、隠れ脱水症をチェックする方法です。手の親指の爪を、逆の手の親指と人差し指でつまんでみてください。つまんだ指を離した時、白くなった爪の色が、元のピンク色に戻るのに3秒以上かかれば、脱水症を起こしている可能性があります。
もし脱水状態になった場合は、スポーツ飲料などで水分補給を心がけてください。
●熱中症 応急処置のポイント
もし、めまいや立ちくらみ、頭痛、筋肉のけいれんなど、熱中症を疑う症状がみられた時は、すぐに応急処置をすることが重要です。応急処置のポイントをまとめました。
まずは、意識があるかどうか確認します。意識がない場合は、すぐに救急車を呼んでください。意識がある場合は、冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰など、涼しい場所へ移動しましょう。
そして、衣服を緩めて、体を冷やしてください。冷やした水のペットボトル、氷枕、保冷剤などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。皮ふに水をかけて、うちわや扇子などであおぐことでも体を冷やすことができます。
救急車を待っている間も、涼しい場所で体を冷やすなど応急処置を行ってください。
そして、水分と塩分を補給しましょう。経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。吐き気を訴えたり、自分でペットボトルのキャップを開けて、口元まで運ぶことができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに救急車を呼んで、医療機関を受診してください。