
今日3日、日本気象協会は、第3回「2025年 梅雨明け予想」を発表しました。東海や関東甲信、北陸、東北南部、東北北部は、7月7日頃に梅雨明けとなるでしょう。平年よりかなり早い梅雨明けとなり、「猛暑が長期戦」となりそうです。また、短い梅雨のため「少雨」の懸念もあります。日頃から節水を心がけましょう。
●東北北部は最も早い梅雨明けか
今日3日、日本気象協会は、第3回「2025年 梅雨明け予想」を発表しました。
東海、関東甲信、北陸、東北南部、東北北部は、7月7日頃に梅雨明けとなるでしょう。予想通りの梅雨明けとなると、統計開始以来、東北北部では最も早い梅雨明けとなる見通しです(9月に確定値が発表されます)。
【過去最も早い梅雨明け】
東海 6月22日(1963年)
関東甲信 6月29日(2018年)
北陸 7月2日(2001年)
東北南部 7月5日(1978年)
東北北部 7月8日(1978年)
西日本は統計開始以来、最も早い梅雨明けとなった所が多く、梅雨の期間も平年(約40日)の半分にも満たない18日~19日。九州北部、中国、四国では過去最も短い梅雨、近畿は過去2番目に短い梅雨となりました。西日本ほどではありませんが、関東甲信なども短い梅雨となりそうです。各地で「少雨」の懸念があるため、節水を心がけましょう。
●今夏は「猛暑」と「少雨」に警戒
今年は統計開始以来、もっとも暑い6月となりましたが、今夏も「猛暑」が予想されています。引き続き、熱中症対策は万全に行いましょう。
一方、各地で短い梅雨となるため「少雨」の懸念があります。昨日7月2日までの20日間雨量は東京都心で40.5ミリと平年の33%しか降っていません。日頃から、節水を心がけましょう。
また、梅雨が明けても7月中旬以降に太平洋高気圧の張り出しが弱まる時期があり、湿った空気が日本付近に流れ込みやすいことが予想されています。梅雨明け後も、局地的な激しい雨(ゲリラ雷雨)にご注意下さい。また、今朝(3日)は小笠原近海で台風3号が発生、その他にもフィリピン付近にも雲がまとまりつつあります。本格的な台風シーズンに突入となるため、ハザードマップの確認や側溝の掃除など、日頃から備えを万全に行いましょう。