
トカラ列島近海では6月21日から地震が頻発しています。30日の夜と今日2日の明け方には十島村で震度5弱を観測。相次ぐ地震によって、落石やがけ崩れが発生しやすくなっています。気象庁は当分の間は同程度(震度5弱程度)の地震に注意するよう呼び掛けています。
●トカラ列島近海の地震 今朝は震度5弱 震度1以上は700回以上
トカラ列島近海では6月下旬以降、地震が頻発しています。今日2日午前4時32分には十島村で震度5弱を観測。30日の夜にも震度5弱を観測するなど大きな揺れも相次いでいます。また、震度1以上の地震は6月21日以降で700回を超えています。
揺れの大きかった所では地盤が緩んでいるため、今後少しの揺れでも落石やがけ崩れなどが発生しやすくなっています。非常に活発な地震活動が継続しているため、活動が収まるまでは地震や雨に注意が必要です。気象庁は当分の間は同程度(震度5弱程度)の地震に注意するよう呼び掛けています。
●地震に備えて 日頃からできること
大きな地震は時間や場所問わずに発生します。いつ揺れに見舞われても身を守ることができるように、日頃から以下のポイントを確認し、備えましょう。
①非常時の水・食料の備蓄、非常持ち出し品を準備しておいてください。備蓄には使った分だけ買い足していく「ローリングストック」をぜひ活用してください。
②家具の固定をしましょう。万が一、倒れてきた場合でも通路をふさがないような配置にしておくと安心です。また、ガラスには飛散防止フィルムを貼るなど、日頃から家の中の安全対策を徹底しましょう。
③地震が発生したときの連絡手段や集合場所について、あらかじめ家庭で話し合っておきましょう。
④普段通る道に危険な場所や物がないか確認しておきましょう。また、地盤の弱い場所や地震によって地盤の緩んだ場所は、雨などによって土砂災害が発生することがあります。前もって周囲の状況を確認しておいてください。