
今日29日(日)も強い日差しが照りつけて、真夏のような暑さが続くでしょう。九州から関東では、35℃以上の猛暑日になる所があり、「熱中症警戒アラート」が西日本と沖縄の11県(12地域)に発表されています。また、午後は山沿いを中心に、急なにわか雨や雷雨の可能性があります。厳しい暑さと天気の急変にご注意ください。
●全国的に晴れ 万全な紫外線対策を
今日29日(日)も、日本付近は高気圧に覆われる見込みです。ただ、午後は大気の状態が不安定になるでしょう。
沖縄は夏空が広がりますが、所々で激しい雨や雷雨がありそうです。
九州と中国地方、四国、近畿、東海、関東甲信は、おおむね晴れるでしょう。強烈な日差しが降り注ぐため、紫外線対策を万全にしてお出かけください。午後は雲がかかる時間があり、山沿いを中心に、一部でにわか雨の可能性があります。雷が鳴って、一時的に激しい雨が降ることもあるでしょう。晴れていても油断せず、空模様の変化にお気をつけください。晴雨兼用の傘があると良さそうです。
北陸と東北、北海道は、安定して晴れる見込みです。多少雲がかかることはあっても、天気の崩れはないでしょう。
●九州~関東は内陸を中心に猛烈な暑さ 北日本も真夏日に
強烈な日差しとともに、気温はハイペースで上昇する見込みです。沖縄や九州から関東甲信は30℃以上の真夏日になる所が多く、内陸では35℃以上の猛暑日になる所があるでしょう。東京都心では今月12回目の真夏日が予想されています。湿度が高く、午前中から蒸し暑さを感じるでしょう。北陸から北海道も厳しい暑さです。金沢30℃、仙台31℃、札幌32℃と、北日本でも真夏日になる所があるでしょう。
また、「熱中症警戒アラート」が、西日本と沖縄の11県に発表されています。
【熱中症警戒アラートの発表地域】
島根県、徳島県、 愛媛県、 高知県、 山口県、 福岡県、 大分県、 長崎県、 熊本県、 鹿児島県(奄美地方除く)、 沖縄本島地方、 八重山地方
徳島県、愛媛県、高知県、山口県、大分県では今年初めての発表です。
昼夜問わずエアコンを適切に使用し、できるだけ涼しい環境で過ごすようにしましょう。こまめに水分や塩分の補給をするなどして、熱中症を予防するための行動を実践することも大切です。
●熱中症警戒アラート発表時 とるべき行動は
熱中症警戒アラートが発表された所では、熱中症にかからないよう積極的にとるべき行動が5つあります。
①外出はできるだけ控え、暑さを避けましょう。熱中症を予防するためには、暑さを避けることが最も重要です。不要不急の外出は、できるだけ避けてください。屋内では昼夜を問わずエアコンなどを使用して、部屋の温度を調整しましょう。
②屋外やエアコンが設置されていない屋内での運動は、原則、中止や延期をしましょう。
③普段以上に、熱中症予防行動を実践しましょう。のどが渇く前にこまめに水分を補給したり、なるべく涼しい服装を心がけたりしてください。
④熱中症のリスクが高い方に、声かけをしましょう。高齢者や子ども、持病のある方、肥満の方、障害のある方などは、熱中症にかかりやすいため、「夜間でもエアコンを使う」「こまめな水分補給を心掛ける」など、周りの方が声をかけてください。
⑤暑さ指数(WBGT)を確認しましょう。暑さ指数は時間帯や場所によって、大きく異なります。環境省熱中症予防情報サイトなどで確認して、暑さ指数を行動の目安にしてください。