
夏至を迎えた今日21日(土)は、北陸を中心に気温が急上昇、昼前に35℃以上の猛暑日となっています。今週は6月16日(月)から6日連続で、列島のどこかで猛暑日に。東京都心は今日21日(土)で6日連続の真夏日となりました。明日22日(日)は関東でも35℃を超える予想ですが、一連の危険な暑さはいったん明日22日(日)まで。来週は猛烈な暑さは収まりますが、湿度が高いため引き続き熱中症に警戒が必要です。
●北陸は昼前に35℃超え
今日21日(土)は、夏至の強い日差し+フェーン現象の影響で、北陸など日本海側を中心に気温がハイペースで上昇中。昼前に、小松市(石川)、三条市(新潟)、富山市で最高気温が35℃を超える猛暑日となりました。富山市と三条市は、今年初の猛暑日です。
関東も夏至の強い日差しが照り付け、東京都心は昼前に最高気温が30℃を超え、6日連続の真夏日となりました。
【正午までの最高気温】
富山市 35.9℃(今年初猛暑日)
小松市 35.7℃
三条市 35.3℃(今年初猛暑日)
東京都心30.9℃(6日連続の真夏日)
このあと、更に気温が上がり、新潟市や長野市、京都市などでも最高気温35℃予想。山形市・金沢市・甲府市で34℃、大阪市や福岡市などで33℃の予想です。
新潟県・鹿児島県、沖縄(本島・八重山)には、暑さの警報といわれる「熱中症警戒アラート」が発表中で、新潟県は今年初です。ためらうことなくエアコンを使用し、こまめに休憩や水分をとりましょう。
●明日22日(日)まで猛暑に警戒
明日22日(日)は北日本と西日本で雨となりますが、関東など東日本を中心に晴れて、最高気温35℃以上の猛暑日となるでしょう。
福島市や熊谷市(埼玉)は36℃、山形市や富山市35℃、東京都心も34℃まで上がる見込みです。今日21日(土)より猛暑日地点は増える予想のため警戒が必要です。
【22日(日)の予想最高気温】
36℃ 福島・熊谷
35℃ 山形・米沢(山形)・富山など
34℃ 東京都心
●来週 危険な暑さいったん落ち着くも湿度アップ 熱中症に警戒
来週は各地で梅雨空が戻り、危険な暑さはいったん落ち着く見込みです。ただ、湿度が高くなるため、熱中症のリスク大。引き続き、熱中症には十分に注意しましょう。
●熱中症の応急処置ポイント
熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。
まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。