
今日17日は、6月としては記録的な暑さとなっている所があります。15時までの最高気温は、甲府市で38.2℃と6月中旬としては最も高く、体温超えの暑さとなりました。千葉県市原市牛久では37.1℃、福島県いわき市小名浜で34.5℃などと所々で6月の1位の値を更新。猛暑日(最高気温35℃以上)地点、真夏日(最高気温30℃以上)地点は今年最多となりました。今夜もムシムシしますので、夜間の熱中症にもご注意ください。
●6月としては記録的な暑さ
今日17日は太平洋高気圧が勢力を強めています。日本列島は強い日差しと季節先取りの暖気の影響で、6月としては記録的な暑さとなっている所があります。
最高気温の全国トップは甲府市で38.2℃と6月中旬としては最も高い気温となりました。千葉県市原市牛久で37.1℃、千葉県木更津市で35.0℃、福島県いわき市小名浜で34.5℃などと所々で6月の1位の値を更新しました。東京都心では34.8℃と今年一番の暑さでした。
猛暑日(最高気温35℃以上)地点は今年初めて50地点以上となりました。真夏日(最高気温30℃以上)地点は500地点以上と、全国のアメダスの半数以上で、真夏日となりました。
※気温の値は全て15時までの速報値
●夜もムシムシ 夜間の熱中症にも注意
夜になっても気温の下がり方は鈍いでしょう。上の図は今日17日の21時の予想気温です。関東から九州では所々でオレンジ色の25℃以上になる見込みです。沖縄は広く25℃以上となるでしょう。
夜もムシムシして、寝苦しい夜となりそうです。熱帯夜(夜間の気温25℃以上)となる所もありますので、夜間の熱中症にご注意ください。
●夜間の熱中症対策
夜から朝にかけても、気温があまり下がらないと、室内で熱中症が発生するリスクが高まります。夜間の熱中症を防ぐポイントは、次の2つです。
① 寝る前に水分補給をしましょう。
熱中症予防には、水分補給が重要です。寝ている間にも汗をかくので、体の中の水分が失われてしまいます。寝る前には、コップ1杯程度の水を飲みましょう。睡眠中にトイレに行きたくないからといって、水分を控えるのは危険ですし、トイレに起きた時は、水分補給のタイミングです。起きた時にすぐ飲めるよう、枕元に常温の水を置くのがおススメです。
② エアコンを上手に使いましょう。
熱中症予防には、暑さを避けることも重要です。寝室は、寝る前からエアコンを使って、涼しくしておきましょう。また、エアコンが数時間後にオフになるようタイマーをかけると、タイマーが切れた時に部屋の中の温度が、とても高くなってしまうこともあります。タイマーをかける場合は、少なくともエアコンを3~4時間は使うよう設定し、できれば朝までつけっぱなしにしましょう。エアコンは、オンとオフを繰り返すと、そのたびに電力を消費するので、つけっぱなしにした方が経済的です。