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台風1号は中国大陸へ 熱帯低気圧も発生 明日13日にかけ八重山地方で滝のような雨


南シナ海で発生した台風1号「ウーティップ」は、統計史上5番目に遅い発生となった。この台風は北西へ進みながら中国大陸に接近する予想で、勢力を弱めつつ熱帯低気圧に変わる見込みであるため、日本には直接の影響は限定的と見られる。しかし、日本近くの梅雨前線周辺では、暖かく湿った空気流入で前線が活発化し、特に沖縄の八重山地方では激しい雨や雷雨が予想されている。石垣島や与那国島では13日朝までに1時間最大50mmの降水が予測され、土砂災害や河川増水のリスクが高まっている。非常に激しい雨の定義により、視界不良や道路の冠水に警戒が必要。

昨日11日は南シナ海で、台風1号「ウーティップ」が発生しました。台風1号の発生は、統計開始以来5番目に遅くなりました。台湾の南には新たに熱帯低気圧も発生しています。熱帯低気圧周辺の暖かく湿った空気が流れ込むため、沖縄の八重山地方では非常に激しい雨や雷雨の所も。

●台風1号は中国大陸へ

昨日11日は南シナ海で、台風1号「ウーティップ」が発生しました。台風1号の発生は、統計開始以来5番目に遅くなりました。
台風1号は、今日12日午前9時、南シナ海をゆっくりと北西へ進んでいます。
この先は、台風の勢力を維持しながら中国大陸へ進み、次第に勢力を弱める見込みです。16日には中国大陸の南部で熱帯低気圧に変わるでしょう。

今のところ日本には直接の影響はない見込みです。
ただ、日本付近には梅雨前線が停滞しているため、熱帯低気圧周辺の暖かく湿った空気が流れ込むと前線を活発化させる恐れがあり、注意が必要です。

●明日13日にかけて八重山地方は滝のような雨も

また、昨日11日午後3時には、台湾の南に新たに熱帯低気圧も発生しました。
熱帯低気圧周辺の暖かく湿った空気が流れ込むため、沖縄の八重山地方では今日12日は激しい雨や雷雨になる所があるでしょう。明日13日明け方にかけては非常に激しい雨の降る所もある見込みです。

【雨の予想】
12日から13日にかけて予想される1時間降水量(多い所)
石垣島地方 50ミリ
与那国島地方 50ミリ

12日12時から13日12時までに予想される24時間降水量(多い所)
石垣島地方 150ミリ
与那国島地方 150ミリ

雨雲が予想以上に発達した場合は、警報級の大雨となるおそれがあります。
明日13日にかけて情報に注意し、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水、落雷や突風に十分注意してください。

●非常に激しい雨って どんな雨?

非常に激しい雨は、1時間雨量が50ミリ以上~80ミリ未満の雨を表しています。これは、滝のように降る雨で、ゴーゴーと降り続くイメージです。また、傘は全く役にたたないレベルで、木造住宅の屋内では、寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。外では水しぶきで、あたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなるため、車の運転は危険です。

なお、1時間に50ミリの雨というのは、雨水が別の場所に流れず、そのまま、たまる状態だと、降った雨が50ミリの高さになるくらいです。1時間に50ミリの雨が、1平方メートルに降ると、50リットルの量になります。例えば、傘を開いた面積がおおむね1平方メートルなので、1時間、傘をさしていると、牛乳パック50本分もの雨が、傘にあたることになるのです。

ただ、実際は、まわりの雨水が集まると、その地点に降った雨の量よりも多く、水がたまることもあります。非常に激しい雨が降ると予想される所では(非常に激しい雨が降った所では)、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に、十分ご注意ください。

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