明日11日は道北を中心に雨脚が強まり、雷を伴った強い雨が降る恐れがあります。局地的には6月の降水量の平年値を上回るような雨が一日で降る可能性もあります。天気の急変や河川の増水の他、落雷などにも注意して下さい。
●道北の6月の降水量の平年値は60～70ミリくらい 局地的には一日でこれ以上降る恐れも
明日11日の北海道付近は、大陸方面から近づく低気圧が道北方面を通過するでしょう。上空には寒気が入り、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。
明日は昼頃から全道的に雨が降るでしょう。特に低気圧に近い道北を中心に雨の量が多くなる恐れがあります。全般に30ミリ前後の雨となり、局地的には70～80ミリくらいの雨になる可能性があります。道北では6月のひと月の降水量の平年値が60～70ミリ前後の所が多いですが、一日でこれ以上の雨となる恐れがあります。夏本番の時期の大雨に比べると雨の量は少ないとはいえ、急な強い雨など天気の急変には十分注意して下さい。
また、大気の状態が非常に不安定となるため、落雷や竜巻などの激しい突風の恐れがあります。雷鳴が聞こえたり、黒い雲が近づいてくる兆しが見えたり、急に風が冷たくなったりした場合は危険が迫っているサインです。開けた場所や木のそばなどを避け、頑丈な建物に逃げ込むなど安全確保に努めて下さい。
●明後日12日は次第に天気回復 13日は全道的に晴れ間が戻る
明後日12日の北海道付近は、低気圧が離れ、上空の寒気も次第に抜けていく見込みです。このため、道北やオホーツク海側では午前中は雨がぱらついたりするなどすっきりしない天気となりますが、午後にかけて次第に雨はやむでしょう。その他の地域は日中以降晴れる所が多くなる見込みです。
13日金曜日の北海道付近は高気圧の圏内となり、全道的に晴れ間が戻るでしょう。週末にかけて暑さが戻るため、暑さに対する準備をしておくとよさそうです。
