
今日18日は、東北で気温がグングン上がり、福島県浪江町や宮城県蔵王町、福島市など所々で30℃以上の真夏日となっています。関東では湿度が高く、蒸し暑くなっています。熱中症対策を。
●今日18日 東北で真夏日 関東は蒸し暑い
今日18日は、季節先取りの暖気が流れ込んでいるなか、日差しが降り注いでいる東北を中心に気温がグングン上がっています。正午までの最高気温は福島県浪江町で31.2℃、宮城県蔵王町で30.6℃、福島県伊達市で30.4℃、岩手県釜石市で30.3℃、岩手県一関市で30.2℃、福島市で30.0℃などと所々で真夏日となっています。
また、関東以西も気温が上がっており、正午までの最高気温は千葉市で26.1℃、静岡市で29.2℃、名古屋市で29.6℃、神戸市で27.2℃と今年一番の暑さとなっています。東京都心は27.1℃まで気温が上がり、最小湿度は70%と蒸し暑くなっています。
急に暑くなった日や、気温に加えて湿度が高いと、熱中症リスクは高まります。体調を崩さないよう暑さ対策をなさってください。
●熱中症を引き起こす条件
熱中症は、誰でも発症するおそれがあり、引き起こす条件は、大きく3つ挙げられます。
1つめは「環境による条件」です。その日の気温が高いだけでなく、急に暑くなった日や、熱波の襲来も危険です。また、湿度が高い、風が弱い、日差しが強いといった気象条件も、熱中症を引き起こします。締め切った室内や、エアコンがない所といった環境も、熱中症には特に注意が必要です。
2つめは「体による条件」です。高齢者や乳幼児、体に障害がある方は、周りの方が特に気をつけてあげてください。肥満や持病(糖尿病、心臓病、精神疾患など)のある方も、熱中症にかかるリスクが高まります。低栄養状態、脱水状態の方は、体にこもった熱を、効率良く体の外へ逃がせなくなるおそれがあります。二日酔いや寝不足などの体調不良でも、熱中症にかかりやすくなってしまいますので、ご注意ください。
3つめは「行動による条件」です。激しい運動をしたり、慣れない運動をしたりすると、体内で熱が発生しますが、その熱が体の中にこもったままだと、熱中症にかかりやすくなります。長い時間の屋外作業や、水分補給がしにくい状況も、熱中症を引き起こす原因になりますので、十分お気を付けください。
●暑くなる前から始めよう 熱中症予防
熱中症を予防するには、以下のポイントを心がけてください。
① 暑くなり始めの頃から、暑さに備えて体づくりを行いましょう。「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる運動を、毎日30分程度行い、体を暑さに慣れさせてください。
② できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。
③ 暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、室温を確認しながら調節するとよいでしょう。特に、換気を行う場合はこまめに再設定してください。もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。