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北海道は真夏日に迫る暑さに 6月にかけても気温が高めで暑さ対策必要


5月15日、北海道では最高気温が北見市常呂で29.7℃に達し、今年最高を記録しました。紋別地方では食中毒警報が出され、食品管理が重要です。今後1か月も平年より高い気温が続き、特に5月後半には寒暖差が大きくなる可能性があります。過去30年を比較すると、真夏日が観測される時期が早まり、暑熱順化が求められています。暑熱順化には数日から2週間かかるため、徐々に体を暑さに慣らすことが重要です。ウォーキングやジョギング、入浴方法の工夫が効果的です。

今日(15日)の道内は、道北やオホーツク海側を中心に気温が高くなりました。午後3時までに道内で最も気温が高くなった北見市常呂では道内の今年最高気温となる29.7度まで上がるなど、真夏日一歩手前の暑さとなりました。
今日発表になった最新の1か月予報では、向こう1か月も引き続き気温が平年より高く、夏の暑さは今年も早めにやってきそうです。今のうちから暑さ対策を進めておきましょう。

●今年初の夏日地点も 紋別地方は食中毒警報が発令

今日(15日)の北海道は、朝から広く晴れて日差しが強まりました。上空には7月並みの暖かい空気が流れ込んだ影響もあり、広く気温が上がりました。特に、山越えの風によるフェーン現象が加わる道北やオホーツク海側を中心に気温が上がり、午後3時までの最高気温は、北見市常呂で29.7℃、遠軽や遠軽町生田原、佐呂間では29.5℃など、30℃近くまで上がった所もありました。道北の旭川で28.4℃、道央の小樽で27.6℃など、今年初めて夏日となった地点もありました。

また、この暑さに伴い、紋別保健所管内に食中毒警報が発令されました。(紋別市、滝上町、興部町、西興部村、雄武町、佐呂間町、遠軽町、湧別町)
食中毒警報が道内で発令されたのは、今年初めてです。なお、昨年の道内初の食中毒警報は6月7日の発令で、今年はそれよりも半月以上早くなっています。食品の取り扱いに十分注意して下さい。

●最新の1か月予報 気温は高めだが 寒暖差に注意

今日、札幌管区気象台から最新の1か月予報が発表になりました。向こう1か月は、各地とも数日の周期で天気が変わり、日照時間や降水量はほぼ平年並みの見込みです。そして、気温は平年より高く経過するでしょう。特に1週目に当たる今週末からの1週間(17日~23日)が平年と比べてかなり高めの気温が予想されています。来週にかけては6月から7月並みの最高気温の続く所が多く、内陸を中心に日中は汗ばむ陽気となりそうです。

しかし、北海道では5月後半から6月前半にかけても、内陸で冷え込みが強まり、氷点下の気温が観測されることがあります。昨年はシーズン最後の氷点下は十勝地方のぬかびら源泉郷でマイナス0.4℃を記録した6月3日。これも含め、過去10年中8年で6月に入ってから氷点下の最低気温を観測しています。
季節は比較的順調に進みますが、日々の寒暖差に注意し、天気予報を確認しながら体調を崩さないようお過ごしください。

●暑さは年々早まる傾向 早めの暑熱順化を

過去30年を平均すると、その年初めて道内で真夏日が観測されるのは5月25日頃ですが、直近の10年の平均は5月10日頃。5月中には複数回の真夏日が観測される年も多くなっており、年々暑さが本格化する時期が早まってきています。暑さへの対策も早めに進めておく必要があります。

暑さが体に慣れることを「暑熱順化」といいます。暑熱順化できていないと、汗をかく量や皮膚の血液量が増えにくく、体の中にたまった熱がなかなか外へ逃げてくれません。そんな状態で暑い中で体を動かしたりして体温が上昇すると、熱中症につながりやすくなります。
個人差もありますが、暑熱順化には数日から2週間程度かかるといわれ、早い内から無理のない範囲で汗をかくことが大切です。ウォーキングやジョギングなどで体を動かしたり、シャワーのみで済ませず、湯船にお湯を張って少し長めに入浴するなどが効果的です。

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