
今日17日は、全国的に気温が上昇。西~東日本で最高気温25℃以上の夏日の所が続出しています。明日18日はさらに最高気温が高くなる所が多く、明後日19日は30℃以上となる所もある見込みです。春の行楽シーズンですが、お出かけの際は熱中症にご注意ください。
●今日17日 西~東日本で夏日続出
今日17日は、南に高気圧、北に低気圧が位置しており、日本付近は南よりの風が吹きやすくなっています。また、日差しがたっぷり届いているところが多く、南風と日差しのパワーで全国的に気温が上昇。西~東日本で最高気温25℃以上の夏日が続出しています。午後2時までの最高気温は、犬飼(大分)で28.9℃、上田(長野)で28.2℃になるなど、28℃を超えている所もあります。また、午後2時までの最高気温が東京都心で22.6℃、静岡で27.4℃になるなど、多くの所で昨日よりも高くなっています。
●19日(土) 関東甲信の内陸部で30℃予想
明日18日から19日(土)にかけても暖かい空気が流れ込みやすいため、全国的に今日よりさらに気温の高くなる所が多いでしょう。19日(土)の最高気温は、東京都心や名古屋は29℃の予想。特に関東甲信の内陸部で気温が高くなる見込みで、甲府は31℃、熊谷(埼玉)は30℃と最高気温30℃以上の真夏日になる可能性があります。
春の今の時季は、「暑熱順化」ができておらず、体が汗をかくことに慣れていません。少しの暑さでも熱中症の危険が高まるため、お出かけの際は、日傘や帽子、ハンディファンを用意するなど、熱中症対策を心がけてください。
●「暑熱順化」とは
暑熱順化とは、体が暑さに慣れることです。暑熱順化ができていないと、体の熱をうまく外に逃がすことができず、熱中症になる危険性が高まります。暑熱順化ができると、①体の外に熱を逃がしやすくなること、②汗からナトリウムを失いにくくなること、③体温が上昇しにくくなることなどにより、熱中症になりにくい状態になります。暑さに強い体を作るには、本格的に暑くなる前から体を動かして、汗をかく練習をすることが大切です。