
明日16日まで北陸や東北を中心に大気の状態が非常に不安定。落雷や突風、ひょうに注意が必要。明後日17日からは全国的に晴れて、夏日(最高気温が25℃以上)地点が続出。内陸では気温が30℃くらいまで上がり、7月並みの暑さになる所も。暑さに慣れていない時期のため、こまめに水分補給を。
●明日16日まで北陸や東北を中心に落雷や突風、ひょうに注意
上空に寒気を伴った「寒冷渦」の影響で、昨日14日は西日本を中心に所々でひょうが降ったり、雷が観測されたりしました。今日15日は全国的に大気の状態が非常に不安定で、あちらこちらで雨や雷雨になっています。
明日16日は、北陸や東北の日本海側を中心に発雷確率が高くなっています。北陸や東北では、昼頃までにわか雨や雷雨の所があるでしょう。落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうに注意が必要です。
北海道は日本海側を中心に断続的に雨が降り、まとまった雨になる所もあるでしょう。積雪の多い地域では、なだれにご注意ください。
九州から関東では日中は晴れて、にわか雨の心配はありません。九州を中心に気温がグンと上がり、夏日(最高気温が25℃以上)地点が続出するでしょう。急に暑くなるため、体調管理にご注意ください。
●17日(木)~19日(土) 関東から九州、沖縄は夏日地点続出 30℃まで上がる所も
17日(木)~19日(土)は南に中心を持つ高気圧に覆われて、晴れる所が多いでしょう。
関東から九州、沖縄では最高気温が25℃以上の夏日になる所が多く、内陸では30℃くらいまで上がる日もありそうです。特に、関東では夏日地点が続出するでしょう。19日(土)は7月上旬並みの暑さになる所もあるため、熱中症対策が必要です。
激しい運動をされる方や屋外で長い時間過ごされる方は、涼しい所で休憩をとったり、ノドが渇く前に水分をとったり、体調管理に気をつけましょう。
20日(日)は雨が降るため、いったん季節外れの暑さは落ち着くでしょう。
21日(月)と22日(火)は日差しが届き、再び夏日になる所がありそうです。
●熱中症を引き起こす条件
熱中症は、誰でも発症するおそれがあり、引き起こす条件は、大きく3つ挙げられます。
①「環境による条件」です。その日の気温が高いだけでなく、急に暑くなった日や、熱波の襲来も危険です。また、湿度が高い、風が弱い、日差しが強いといった気象条件も、熱中症を引き起こします。締め切った室内や、エアコンがない所といった環境も、熱中症には特に注意が必要です。
②「体による条件」です。高齢者や乳幼児、体に障害がある方は、周りの方が特に気をつけてあげてください。肥満や持病(糖尿病、心臓病、精神疾患など)のある方も、熱中症にかかるリスクが高まります。低栄養状態、脱水状態の方は、体にこもった熱を、効率良く体の外へ逃がせなくなるおそれがあります。二日酔いや寝不足などの体調不良でも、熱中症にかかりやすくなってしまいますので、ご注意ください。
③「行動による条件」です。激しい運動をしたり、慣れない運動をしたりすると、体内で熱が発生しますが、その熱が体の中にこもったままだと、熱中症にかかりやすくなります。長い時間の屋外作業や、水分補給がしにくい状況も、熱中症を引き起こす原因になりますので、十分お気を付けください。