近畿地方では、明日27日(木)から明後日28日(金)にかけて、低気圧や前線の影響で雨が降る見込みです。明日27日(木)は昼頃から雨となる所が多いため、朝は降っていなくても傘を持ってお出かけください。前線の西側には冷たい空気が控えていて、雨の後は気温が低下するでしょう。ここ数日の暖かさとの落差が大きいため、服装選びに注意が必要です。
●27日は傘を持ってお出かけを
明日27日(木)の近畿地方は、朝から雲の多い天気で晴れる所もある見込みですが、低気圧や前線に向かって流れ込む暖かく湿った空気の影響で、昼頃から雨の降り始める所が多いでしょう。雷を伴う所もある見込みです。朝は雨が降っていなくても、帰宅時間帯は傘が必要となるため、お出かけの際は忘れずお持ちください。
暖かい空気が流入する影響で、雨でも気温は高めの予想。最高気温は25℃前後で5月並みとなる所が多い見込みです。
●28日未明を中心に激しい雨の所も
近畿では、27日(木)の夜遅くから28日(金)明け方が雨のピークとなるでしょう。南西の風にのって暖かく湿った空気が流れ込むため、紀伊山地の南西側を中心に激しい雨となる所がある見込みです。その後28日(木)の朝の通勤・通学の時間帯は、まだ雨は残るものの降り方は落ち着くでしょう。昼頃から雨のやむ所が多いため、傘の置き忘れにご注意ください。
なお、雨雲が発達しやすくなる紀伊山地の南西側では、27日(木)から28日(金)の2日間で50ミリから100ミリのまとまった雨量になるでしょう。
●雨の後は気温低下 服装注意
前線に向かって暖かい空気が流れ込むため、近畿地方では明後日28日(金)の朝までは気温は高めの状態が続く見込みです。しかし、前線が通過したあとは冷たい空気に入れ替わるため、28日(金)は、朝よりも夜の方が気温が低くなるでしょう。その後、30日(日)が寒さのピークで、大阪では最高気温11℃の予想です。明日27日(木)の25℃から15℃近くも下がるため、服装選びに注意が必要です。
●各地でちらほら桜が開花
ここ数日の暖かさで、近畿地方では各地でちらほら桜の花が見られるようになりました。写真は、今日26日(水)の午前中、尼崎市内で撮影したソメイヨシノと大阪市内で撮影したオオシマザクラです。(※いずれも気象台の標本木ではありません。)まだまだ、つぼみの方が多いですが、数輪咲いており、春の訪れを感じさせてくれました。
今日26日(水)、和歌山で桜(ソメイヨシノ)の開花が観測されました。平年より2日遅く、昨年より4日早い開花です。和歌山地方気象台は、紀三井寺にある標本木で観測を行っています。
この先も週末にかけて続々と桜が開花する予想ですが、30日(日)前後は薄手の春服では体を冷やしてしまうくらいの気温になる見込みです。お花見に出かける際は、天気予報で天気と気温をしっかりチェックしてください。
