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大阪で「黄砂」観測 今年初 明日26日にかけて九州から東北の広い範囲で飛来予想


今日25日午前6時に大阪で今年初めての黄砂が観測されました。視程は10キロメートル以上ですが、明日26日にかけて九州から東北にかけて広範囲で黄砂が予想され、視程が10キロメートル未満となり、交通にも影響が出る可能性があります。黄砂は中国の砂漠地帯から飛んでくる現象で、春に多いですが時に秋にも観測されます。量が増すと車や洗濯物が汚れるほか、健康にも影響するため注意が必要です。予防のためには、最新情報のチェック、不要不急の外出自粛、室内干し、そしてマスクの着用が推奨されています。

今日25日、午前6時に大阪で「黄砂」が観測されました。今年初めての黄砂の飛来です。明日26日にかけても、九州から東北の広い範囲で黄砂の飛来が予想されています。車や洗濯物が汚れないように対策をしてください。

●大阪で「黄砂」 今年初の観測

今日25日、午前6時に大阪で「黄砂」が観測されました。視程が10キロメートル以上となっています。今年初めての黄砂の飛来です。

明日26日にかけて、九州から東北の広い範囲で黄砂の飛来が予想され、視程が10キロメートル未満となるでしょう。視程が5キロメートル未満となる所もある見込みで、交通への影響が発生するおそれがあります。また、車や洗濯物が汚れないように対策をしてください。

●黄砂はどこから? 影響は?

黄砂とは、中国大陸奥地のタクラマカン砂漠やゴビ砂漠などで舞い上がった砂ぼこりが、飛んでくる現象です。

黄砂は、上空の強い風によって、遠く離れた日本へも飛んできます。黄砂が最も多く観測されるのは、春(3~5月)で、時には、空が黄褐色に煙ることもあります。また、黄砂は秋に飛んでくることもあります。日本で、黄砂が観測される回数が多いのは西日本ですが、東日本や北日本など広い範囲で黄砂が飛ぶこともあるのです。

黄砂の影響は、量が少ないと、遠くの景色がぼんやりかすむ程度ですが、黄砂の量が増えるにつれて、車や洗濯物などが汚れてしまったり、小型航空機の運航に影響がでたりすることもあります。黄砂が予想される場合は、注意が必要です。

●黄砂の健康への影響を予防するには

黄砂の健康への影響を予防するには以下の3つのポイントがあります。

① 日頃から最新の情報をチェックし、黄砂の飛来予測を把握しましょう。

②黄砂が飛来している時は、不要不急の外出を控えることで黄砂を吸い込んでしまう量を減らすことが期待できます。特に、高濃度の黄砂が飛来しているときには、屋外での長時間の激しい運動は避けるとよいでしょう。 呼吸器や循環器に疾患のある方、小児、高齢者の方などは、体調に応じて、より慎重に行動することが大切です。洗濯物や布団は、できるだけ室内に干しましょう。

③黄砂が飛来している時は、マスク(不織布マスク等)を着用することで、ある程度の予防効果が期待できます。マスクを着用する場合には顔の大きさに合ったものを選び、空気が漏れないようにしましょう。

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