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スギ花粉 週末にかけて飛散急増 東京や静岡、高知などで「非常に多い」日も


今週末にかけて、関東から九州にかけての地域では、春本番の暖かさに伴い花粉の飛散が急増する見込みです。東京や静岡、高知では「非常に多い」飛散日があると予測されています。来週には雨によって一時的に飛散が抑えられる可能性があるものの、スギ花粉のピークは地域により3月末まで続きます。ヒノキ花粉のピークは3月下旬から4月上旬です。今シーズンの花粉飛散量は例年より多く、特に九州から北海道では多いとされています。症状を和らげるため、マスクやメガネ、衣類の選び方を工夫して万全な対策を心がけましょう。

今週末にかけては春本番の暖かさとなり、関東から九州は花粉の飛散が急増するでしょう。東京や静岡、高知などで「非常に多い」飛散となる日がありそうです。花粉症の方は万全な対策をなさってください。

●花粉の飛散が急増 「非常に多い」日も

明日27日(木)はおおむね晴れて、関東以西は春本番の暖かさになるでしょう。明日27日(木)の花粉の飛散量は東京や福岡で「やや多い」、静岡や高知で「多い」レベルとなりそうです。

今週末にかけてはさらに気温が上がり、花粉の飛散は急増するでしょう。東京は28日(金)と3月1日(土)は「多い」、2日(日)は「非常に多い」レベルとなりそうです。静岡は28日(金)から3月2日(日)にかけて、高知は3月1日(土)と2日(日)は「非常に多い」飛散となるでしょう。大阪や福岡も飛散量が増えるでしょう。花粉症の方は万全な対策をなさってください。

来週は前線や低気圧の影響で、雨が降りやすくなり、花粉の飛散は抑えられる所が多くなるでしょう。

●スギ花粉のピーク期間は10日から1か月ほど続く

スギ花粉のピークの期間は10日間から1か月ほど続く見込みです。福岡や広島では3月上旬にかけて、高松や大阪、名古屋、金沢では3月中旬にかけてピークとなるでしょう。東京や仙台は3月下旬にかけてピークが続く見通しです。

また、ヒノキ花粉のピークは3月下旬から4月上旬で、期間は5日間から2週間ほど続くでしょう。

風が強く吹く日や、急に暖かくなる日には、花粉の飛散が極めて多くなり、1cm2あたり100個以上観測される日がありそうです。花粉情報や気象情報を確認して、万全な対策を心がけましょう。

●今シーズンの飛散量 例年より「非常に多い」所も

今シーズンの花粉飛散量は、例年(過去10年の平均)に比べると、九州から北海道にかけてのほとんどの地域で多く、四国・近畿地方は非常に多い所もあるでしょう。花粉症の方は例年以上にしっかりとした対策が必要です。

●外出時の花粉対策

花粉症の症状を緩和させるには、花粉を避けることが大切です。マスクやメガネをつけ、衣類も工夫しましょう。

① メガネ
メガネを使用しない場合に比べて眼に入る花粉量はおよそ40%減少し、防御カバーのついた花粉症用のメガネではおよそ65%も減少するという実験結果があります。

② マスク
感染症予防として使用している方も多いかと思いますが、花粉を吸いこむ量もおよそ3分の1から6分の1に減らすことができます。マスクは顔にフィットするものを選ぶことが大切です。また、マスクの内側にガーゼを当てること(インナーマスク)でさらに鼻に入る花粉が減少することが分かっています。

③ 衣類の工夫
一般的にウール製の衣類などは木綿や化繊に比べて花粉が付着しやすく、花粉を屋内に持ち込みやすくなります。ウールの花粉のつきやすさは、綿に比べるとおよそ10倍にもなります。外出の際は、外側にウール素材の衣服を着ることは避けて、表面がツルツルした素材の上着を選ぶようにしましょう。

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