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今夜20日から明日21日(金)にかけても日本海側の地域では大雪が続くでしょう。週末にかけて東北や北陸などでは100センチ以上の雪となる所があり、積雪はさらに多くなりそうです。また太平洋側でも積雪や路面の凍結による交通への影響に注意が必要です。
●明日21日(金)も日本海側で大雪 交通影響に注意・警戒
日本付近には強い寒気が流れ込んでいます。明日21日(金)は上空1500メートル付近でマイナス6℃以下の寒気が東日本・西日本の太平洋側まで覆う予想で、22日(土)にはさらに強いマイナス9℃以下の寒気が覆う予想です。
日本海側の地域ではさらに積雪が多くなる予想で、明日21日(金)午後6時までの24時間に降ると予想される雪の量は、いずれも多い所で、東北と北陸で60センチ、北海道で50センチ、近畿で40センチ、中国地方で30センチとなっています。
立往生や通行止めなどが発生するおそれがあり、交通への影響に注意・警戒が必要です。
●東北・北陸などは100センチ超の降雪も 3連休は太平洋側でも雪
23日(日・祝)午後6時までの72時間降雪量は、東北や北陸、さらに近畿北部、山陰などの山沿いを中心に100センチ以上の所も予想されています。これらの地域では、24日(月)振替休日にかけて、さらに雪の量が多くなりそうです。落雪や雪下ろし中の事故などに十分注意してください。
また、東海や近畿などは太平洋側の平地でも雪の降る所があるでしょう。雪に慣れていない地域でも積雪や路面の凍結となる可能性があり、車の運転の際は注意が必要です。冬用タイヤを装着していない場合は、自家用車の運転は控え、徒歩で外出の際も滑らないよう、足元に注意してください。
●短時間の大雪 注意点は?
① 道路の除雪が追いつかなくなることで、車の「大渋滞」や「立ち往生」が発生する恐れがあります。特に交通量の多い国道や高速道路などでは大規模な立ち往生となり、復旧まで長時間かかることがあります。雪道を運転する場合は、万が一に備えて、除雪用のスコップや防寒着、毛布などを車内に用意しておくとよいでしょう。
② 「屋根からの落雪」にも注意が必要です。屋根に大量の雪が積もると、雪の重みで一気に雪が滑り落ちてくることがあります。特に軒先で作業する際は頭上の状況を確認するなど十分な注意が必要です。
③ 道路の側溝などに雪が積もってしまうと、水はけが悪くなり「道路が冠水」することがあります。特に雪の多い地域では消雪パイプからの水が道路に溜まりやすいので注意が必要です。
このほか列車のダイヤが大幅に乱れることも考えられます。計画運休などが事前に発表されることもあるため、大雪になる前から交通情報をこまめに確認してください。