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今季最長寒波の影響で、今週に入ってから各地で風の強い状態が続いています。東京都心では、今日19日も最大瞬間風速16.7メートルを観測し、これで3日連続で15メートル以上となります。2月としては珍しく、2017年以来8年ぶりです。
●各地で強い北風 空気カラカラ 火の取り扱い注意
2月も下旬に迫っていますが、冬型の気圧配置が強く、関東など太平洋側でも風の強い状態が続いています。
正午までの最大瞬間風速は、石川県かほく市22.7m/s、北海道奥尻町22.4m/s、新潟県佐渡市弾崎22.0m/s、福島県いわき市小名浜21.9m/sなどとなっています。
東京都心では、17日(月)16.8m/s、18日(火)17.2m/s、今日19日(水)が16.7m/sと3日連続で最大瞬間風速が15m/s以上となりました。2月としては2017年以来8年ぶりです。
また、都心では今日19日の日中の湿度が19%まで下がっていて空気もカラカラです。火災が発生しやすくなりますので、火の取り扱いは十分にご注意ください。
●3連休まで冬型の気圧配置 冷たい北風が続く
この先も、24日(月)にかけて冬型の気圧配置が続く見込みです。
明日20日(木)から21日(金)はいったん等圧線の間隔がこれまでよりも広く、風の落ち着くところはありますが、22日(土)からはまた広い範囲で強まる可能性があります。
3連休にかけて、冷たい北風で厳しい寒さが続きますので、体調管理に十分ご注意ください。
●非常に強い風って どんな風?
非常に強い風とは、平均風速が20m/s以上30m/s未満の風を表しています。時速だと、およそ70km~110kmで、高速道路の自動車並みの速さです。これは、何かにつかまっていないと立っていられないような風で、車は通常の速さで運転するのが困難になります。このような風が吹くと、屋根瓦や看板が落下したり、飛散したりする恐れもあります。(なお、瞬間風速は平均風速の1.5倍程度になることが多く、時には3倍以上になることもあります。)
飛来物によって負傷する可能性がありますので、屋外での活動は警戒が必要です。非常に強い風が予想される場合には、植木鉢など飛ばされやすい物は屋内にしまいましょう。