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見ると長生きできる? カノープスを見つけよう 2月の夜は南の低い空に注目


2月は南の空で「カノープス」が見られる時期。この星はりゅうこつ座に属し、シリウスに次いで2番目に明るい恒星ですが、日本では南中高度が低いため見つけにくいとされています。カノープスを見ると寿命が延びるという中国の言い伝えがあります。観測ポイントとして、地平線近くが見える場所を選び、大三角やシリウスを目印にすることが推奨されています。特に晴れた夜は観察に適し、双眼鏡を用いることで見つけやすさが増します。今週は太平洋側で晴れの日が多く、観察に良い条件が整っていますが、日本海側は大雪の注意が必要です。

2月は南の低い空で、明るく輝く「カノープス」を見ることができます。国立天文台によると、中国では、この星を見ると寿命が延びるという言い伝えがあるそうです。晴れた日の夜はカノープスを探してみてはいかがでしょうか。

●「カノープス」とは

りゅうこつ座の「カノープス」は、この時期、シリウスに次いで2番目に明るい恒星です。しかし、日本では南中高度(一番高く昇った時の高度)がとても低く、「見つけにくい星」として知られています。

国立天文台によると、カノープスを見ることができる北限は福島県の北端付近で、それより北の地域ではカノープスが地平線より上に昇らず、見ることができません。逆に、南にいくほどカノープスは高く昇り、見つけやすくなります。

中国では、カノープスを「南極老人星」と呼び、この星を見ると寿命が延びるという言い伝えがあるそうです。

●いつ、どこで見られる? 観察のポイントは

夜更け前にカノープスが昇ってくる2月は、観察のチャンスです。晴れた日の夜は南の空で、カノープスを探してみてください。見られる時刻は日にち・場所にもよりますが、大体20時前後~21時前です。

カノープスは「南中高度(一番高く昇った時の高度)がとても低い」のが特徴です。観察の際は、地平線近くの低い空が見渡せる場所を選びましょう。一番上のフリップのように、冬の大三角や、おおいぬ座のシリウスを目印にするとよさそうです。

また、カノープスは白く輝く恒星ですが、空の低い位置に見えるときには、地球の大気の影響により、実際の明るさよりも暗く、赤みがかった色に見えます。街明かりの影響を受け易いので、まずは双眼鏡を使って探すのがおすすめです。

●今夜の天気は

今夜は関東南部や北陸の一部と、東海から九州の広い範囲で晴れて、星空観察によさそうです。沖縄は全般に雲が広がりやすいものの、本島地方など一部で見られるチャンスがあるでしょう。

この先は冬型の気圧配置が続くため、太平洋側は晴れる日が多く、観察日和が続く見込みです。ただ、来週末にかけては強い寒気の影響で日本海側を中心に大雪となるおそれがあるため、山を登っての星空観察は控えた方がよいでしょう。

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