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明日15日は今年最後の満月 まだ「ふたご座流星群」も観測のチャンス


12月15日(日)は今年最後の満月「コールドムーン」と「ふたご座流星群」の観測チャンス、「きぼう」も日本上空を通過するため多彩な天体ショーが期待されます。満月は18時2分にピークを迎え、1時間当たり10〜15個の流星が観測できる可能性があります。また、ISS「きぼう」が明け方5時48分頃から那覇、札幌では5時52分頃に見える予定です。観測に適した空を選び、特に太平洋側では晴れる地域が多いため、天文現象を楽しめるでしょう。しかし、日本海側では雪の予報があり、天候によって観測が難しい可能性があります。気温が低いため、防寒対策を忘れずに。

明日15日(日)は今年最後の満月となります。また「ふたご座流星群」も見れるチャンスがあり、日本の上空を「きぼう」のある国際宇宙ステーション(ISS)が通過します。いつ見えるのか?天気は?気になるポイントをまとめました。

●今年最後の満月

明日15日(日)の午後6時2分に満月を迎え、今年最後の満月を見ることが出来そうです。

満月には英語圏では、月ごとに呼び名があり、4月は「ピンクムーン」、11月は「ビーバームーン」などです。12月の満月は「コールドムーン」で、コールド(Cold)の「冷たい」「寒い」とこの時期らしい名前が付いています。このような呼び名を思い出しながら、月を眺めてみるのも良さそうです。

●まだ「ふたご座流星群」も見えるチャンス

今日14日(土)が極大だった「ふたご座流星群」ですが、今夜から明日15日にかけてもまだ、見えるチャンスはあります。突出して多く見える時間はありませんが、1時間当たり10個から15個程度は観測できる可能性があります。

昨夜に続き、ほぼ満月の月明かりが邪魔をしますが、全天で流星は見ることが出来ますので、月明かりの影響が少ない空を眺めると、見えるチャンスが広がりそうです。

(参考:国立天文台)

●「きぼう」も見えるチャンス

さらに、明日15日(日)の明け方には、「きぼう」/国際宇宙ステーション(ISS)が日本の上空を通過します。

国際宇宙ステーション(ISS)は、地上から約400km上空に建設された実験施設で、「きぼう」とは、その中の日本実験棟の名前です。ISSはサッカー場くらいの大きさで、1周およそ90分というスピードで、地球の周りを回っていて、条件が揃えば地上から肉眼で見ることができます。

沖縄から北海道の広い範囲で「きぼう」を見ることが出来るチャンスは今年最後となります。那覇では明日15日5時48分頃から南西の空に見え始め、札幌でも5時52分頃から南南西の方向に見ることが出来ます。

上の図は、「きぼう」が見え始める時刻と、最大仰角(最接近)時の方角です。

全国的に「◎」、「〇」と条件が良いので、「きぼう」を見つけるチャンスです。ただ、「きぼう」が高度が低い所を進むため、空が開けた所で見るようにしましょう。

●気になる明日の天気は

気になる明日の天気ですが、冬型の気圧配置が続くため、日本海側を中心に雪が降るでしょう。図は「ふたご座流星群」や「きぼう」の見ることが出来る15日3時~6時からの天気分布となります。日本海側は広い範囲で雪や雨が降り、観測にはあいにくの天気となるでしょう。太平洋側は晴れる所が多く、見えるチャンスはありそうです。満月が見える18時ごろも天気の傾向は変わらず、太平洋側を中心に見ることが出来そうです。

ただ、見ることが出来る地域でも、屋外で観測される際は、寒さ対策は万全にしましょう。特に明け方は一日で最も気温の低い時間帯です。氷点下の冷え込みの所も多くありそうです。防寒対策をしっかりして、天体ショーを楽しむようにしましょう。

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