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インフルエンザ発生状況 前週比2倍増 太平洋側は乾燥と寒さが続く 体調管理に注意


厚生労働省の報告によると、令和6年第48週のインフルエンザの定点あたり報告数が前週の2倍以上の「4.86」に増加しました。また、指定医療機関の報告数も急増しています。太平洋側では晴れの日が続き、空気が乾燥するため、感染への注意が必要です。防御策としては、手洗い、マスク着用、室内の適度な湿度維持、栄養と睡眠の確保を推奨しています。また、感染した場合は安静と医療機関での早期受診が重要です。

厚生労働省が発表している「インフルエンザの発生状況」によりますと、令和6年第48週(令和6年11月25日から令和6年12月1日まで)分の定点あたり報告数は、前週の約2倍に増えています。この先1週間は、太平洋側では晴れて空気が乾燥し、師走らしい寒さが続きますので、体調管理にご注意ください。

●インフルエンザ定点あたり報告数 前週より倍増

6日(金)、厚生労働省が発表した「インフルエンザの発生状況」によりますと、令和6年第48週(令和6年11月25日から令和6年12月1日まで)分の定点あたり報告数は「4.86」と、前週の「2.36」の2倍以上となりました。

また、インフルエンザの指定医療機関の報告数は「24,027」と、前週の「11,678」より、急増しました。

厚生労働省は、手洗いや適切なマスクの着用など、基本的な感染対策を徹底するよう呼びかけています。

●太平洋側は 乾燥&寒さが続く

この先1週間の天気と気温を見ますと、太平洋側では、広い範囲で、連日、晴れマークとなっています。晴れる日が続くことで、空気がどんどん乾燥しそうです。

そして、気温は、師走らしい寒さの所が多いでしょう。東京・名古屋・大阪では、最高気温は13℃くらいの日がほとんどですが、東京では12日(木)は9℃までしか上がらない予想です。

空気の乾燥と寒さで、インフルエンザにかかりやすい状況が続きますので、一段と注意が必要です。

●空気が乾燥 インフルエンザに注意

湿度が低くなると、ノドの粘膜の防御機能が低くなるため、インフルエンザにかかりやすくなります。インフルエンザを予防するには、次のようなことを心がけてください。

① 外出時はマスクを着用し、人の多い所への外出を控えましょう。高齢者や慢性疾患を抱えている方、疲れ気味、睡眠不足の方は、特に注意が必要です。

② 外から帰ったら、手洗いやうがいをしましょう。インフルエンザだけでなく、一般的な感染症予防のためにも、おすすめです。

③ 室内では、加湿器などを使って、適度な湿度(50~60%)を保ちましょう。

④ 栄養バランスの取れた食事と、十分な睡眠をとるよう、心がけましょう。体の抵抗力を高めることができます。

それでも、インフルエンザにかかってしまった場合は、安静にして、十分な休養や水分をとり、早めに医療機関を受診してください。

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