11月2日(土)は台風21号から変わる温帯低気圧や前線の影響で、西日本を中心に大雨。九州北部は平年ひと月分を超える雨量になる所もあり、土砂災害などに警戒を。3連休明けは寒気が流れ込み、北海道では平地でも雪が降りそう。激しい寒暖差に注意。
●11月1日(金)～7日(木) 3連休初日は大雨に警戒
明日11月1日(金)も、台風21号の影響を受ける沖縄県の先島諸島では、高波に厳重に警戒してください。また、九州の南にのびる前線が次第に北上するでしょう。九州は南部から雨が降り出し、四国や中国地方から東海も昼頃から雨が降りそうです。九州や四国では、局地的に激しい雨が降るでしょう。夜は、北陸や関東まで雨の範囲が広がりそうです。
2日(土)は、台風21号が温帯低気圧に変わり、本州付近へ進むでしょう。九州から東北の広い範囲で雨が降り、西日本を中心に雨量が多くなりそうです。九州北部では、2日(土)12時までの24時間降水量は多い所で200ミリ、3日(日)12時までの24時間降水量は多い所で100ミリの予想です。2日(土)にかけての総降水量が11月の平年ひと月分を超える大雨となり、土砂災害や浸水害、洪水災害の危険度が高まるおそれがあります。最新の情報を確認してください。3日(日)文化の日は、関東や東北では朝まで雨の降る所がありますが、天気は回復する見込みです。
4日(月)振替休日も晴れる所が多いですが、低気圧が近づく北海道は天気が下り坂となるでしょう。5日(火)にかけて低気圧が通過したあとは、強い寒気が流れ込みます。北海道は、平地でも雪が降るほどの強い寒気にすっぽりと覆われて、7日(木)にかけて日本海側を中心に雪が降りやすいでしょう。東北の日本海側から山陰にかけては雨ですが、標高の高い所では雪の降る所もありそうです。
東北の太平洋や関東から九州は、連休明けも晴れる日が多いですが、6日(水)を中心に所々で雨が降るでしょう。また、5日(火)頃からは朝晩を中心にグッと冷えそうです。最低気温は10℃を下回る所が多く、暖房が欲しいくらいでしょう。日中も空気がヒンヤリしまたまで、6日(水)の仙台の最高気温は12℃と、11月下旬並みの予想です。寒暖差が大きくなるため、体調管理にご注意ください。
●11月8日(金)～13日(水) 晴れる日が多い 朝晩と日中との気温差に注意
11月8日(金)は日本海側の雨や雪もやんで、10日(日)と11日(月)は全国的に晴れるでしょう。12日(火)は九州や東海など所々で雨が降り、13日(水)は全国的に雨が降りそうです。
最高気温が平年並みか高く、11日(月)頃までは日ごとに高くなるでしょう。九州から関東、北陸では20℃前後の日が多く、昼間は上着なしで過ごせるくらいです。最低気温も平年並みか高い日が多いですが、朝晩は内陸部ほど冷えこみが強まるでしょう。北陸や東北南部では、市街地でも紅葉の色づきが進みそうです。
