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台風16号 熱帯低気圧として北上か 関東など影響注意 伊豆諸島は警報級大雨の恐れ


今日25日正午、日本の南海上に発生した台風16号は、明日26日にかけてゆっくりと西寄りから北寄りに進路を変えて、北上する見込み。27日には熱帯低気圧に変わるでしょう。台風としての発達はなくても要注意です。暖かく湿った空気が流れ込み、27日頃から雨が強まる所も。

●台風16号が発生 今月6個目の台風

今日25日正午、日本の南海上に台風16号が発生しました。
今年は1月~7月までの台風発生数は4個と少なかったものの、8月は6個の台風が発生し、9月はこれで6個目の台風が発生しました。

台風16号周辺の雲の様子を見ると、台風の中心の東側にまとまった雲が見られます。

●台風16号 熱帯低気圧に変わっても影響に注意を

台風16号は、明日26日にかけてゆっくりと西寄りから北寄りに進路を変えて、日本のすぐ南を北上する見込みです。
27日には四国の南で熱帯低気圧に変わるでしょう。台風として発達することは今のところなさそうですが、熱帯低気圧として北上するため、暖かく湿った空気が関東や東海を中心に流れ込む見込みです。接近に伴って、局地的に雨が強まるなど影響が出てくるでしょう。

●明後日27日~関東・東海で雨強まる 伊豆諸島は警報級大雨の恐れ

台風16号から変わる熱帯低気圧の北上によって、伊豆諸島では27日は午前中から断続的に雨が強まるでしょう。28日にかけて活発な雨雲のかかりやすい状態が続き、場合によっては大雨警報が発表される可能性もあります。早めに大雨に備えて、雨雲レーダーはこまめに確認するようにしてください。

27日午後から28日午前中にかけて、関東や東海でも沿岸部を中心に雨が強まり、局地的には風も強まるでしょう。まだ、進路や影響などにブレがありますので、最新情報をこまめにご確認ください。

●海面水温は真夏並み まだ台風シーズン続く

ここ最近、朝晩は急に涼しくなり、秋の気配を感じられるようになりましたが、海面水温を見るとまだ真夏のままです。
上の図は、昨日23日の海面水温の様子です。

左側が海面水温で、ピンク色は台風が発生しやすい28℃以上の海面水域を示しています。また、右側は平年差を示しており、日本近海は多くの所で平年より海水温が高く、東北の太平洋側や日本海など場所によっては大幅に高くなっています。
海水温が高いほど、雨雲が発達しやすいため、台風や低気圧が近づく際など大雨をもたらしやすくなります。

来週火曜には10月が始まりますが、10月も前半を中心に台風シーズンはまだ続きます。台風の発生している際には情報に注意し、早めの備えを行ってください。

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